
hanako

To Kill a Mockingbird
Avg 3.7
2022/10/11 これまた名作と名高い映画。 まずタイトルコールからめちゃくちゃオシャレでびっくり。映像もクリアで演出も音楽も古臭さを感じない。 黒人差別の色濃いアメリカ南部の田舎町で起こる、黒人男性による白人女性暴行事件の法廷モノ。主人公は黒人青年側の弁護士でシングルファーザー。 法廷モノと思っていたら前半1時間ほど子供達のちょっと不思議で恐い夏休みエピソードが断片的に描かれ、「うーーん、ちょっと眠い」と思っていましたが、見終わってみればこの前半部分こそが土台となって作品に深みを出していることに気付く。 ◆ 原題「To Kill a Mockingbird」も観終わってみると「そういうことか…!」とジワジワ味が出てきます。正義は必ず勝つとは限らない。黙っていた方がいいこともある。こういう“人生のグレーゾーン”みたいのなを、無垢な子供に伝えるのって難しいですよね。子育て中なので色々考えちゃいました。 ◆ ロバート・デュヴァルのデビュー作。しかし彼の登場の仕方がシュールすぎて「うぉぉぉぉぉい!!」ってツッコんだ。(→これは観た人は絶対共感してくれるはず。笑) ◆ 【色々調べたレポート】 昨日観た「素晴らしき哉、人生!」は1946年、主演のグレゴリーペックの代表作の1つ「ローマの休日」は1953年。今作は1962年なので一口に"白黒映画"と言ってもどんどん映像技術って進化してるよなぁと感心。私にとって最初に認識した外国人のかっこいい俳優と言えばグレゴリー・ペックなのですが、この作品の役・アティカスも最高にイケてました!「アメリカ人の選ぶ映画の中のヒーローランキング」ではあのインディー・ジョーンズやジェームズ・ボンドを押さえて栄えある1位になったこともあるキャラなんだとか(しかも選ばれたのは映画公開から40年後の2003年!そして同年にペックが亡くなっているのもまた偶然とは思えない)。ペックはこの作品で念願のアカデミー賞主演男優賞を受賞。原作はピューリッツア賞受賞、1960年代というアメリカで公民権運動が最高に盛り上がっている時代の小説と映画。時代背景と合わせて”見るべき作品”というのはこういうやつなんでしょうね。