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ジュネ

ジュネ

6 years ago

3.0


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Climax

Movies ・ 2018

Avg 3.2

2019年233本目は寡作作家ながらも毎回激しい議論を巻き起こすギャスパー・ノエ最新作、『クライマックス』。 -------------------------------------------------- 文字通りいきなりクライマックスを見せておき、一体全体何が起きたのかと意味深に不安を煽る演出に始まり、ひたすらインタビューや登場人物同士の会話をダラダラと流し続けたかと思うと、画面にビビッドなスタッフロールが突如映し出されるキテレツ極まりない構成は、ギャスパー・ノエの作品に少しでも触れたことのある人間なら「相変わらずっすねえ」とニヤつきたくなること間違いなし。 -------------------------------------------------- それでも『アレックス』や『LOVE 3D』に比べれば、というよりも今作はフィルモグラフィ史上最も見やすい作品になっていると思います。そう感じさせるのはソフィア・ブテラを始めとしたダンサー達の圧巻のパフォーマンスで、最早これは映画自体の出来映えに関係なく、見てて純粋に「アガる」シークエンスでした。冒頭、彼らの人智を超えた強烈な舞踏がサイケデリックなクラブミュージックと共に約10分(!)に渡って続くんですが、これがとにかく凄まじいです。 -------------------------------------------------- 間違いなく万人にはお勧めできない、むしろ「見ない方が良いよ」と言いたくなっちゃう1品ではあるものの、毎回毎回こんなにも斬新で鮮烈な世界を作り続ける人はギャスパー・ノエとラース・フォン・トリアー、テレンス・マリックくらいのもんで、まさに麻薬的な中毒性を持ってるなと改めて感じました。