
星ゆたか

12.12: THE DAY
Avg 3.7
2025.6.26 NHKの❬映像の世紀❭で『韓国戒厳令との闘い』が(2025.6.23)放送。 韓国では昨年末12.13日にも《戒厳令》が前大統領命で発令された!(6時間後解除されるも)。 結果的には、これは大統領失脚の原因にもなっただけの印象が、まだ新しい。 戦後平安な日本で、武(軍)力(例えるなら警察や自衛隊の人たちの命令)で一般市民の言論(反論)の自由が奪われ。 『従わせられる』経験の無い戦後派の大部分の我々には。 ❬戒厳令》下の状況など(幸いながら)想像すら難しい。 もっとも例えば学校でのイジメや。 会社等の組織下でのパワハラなども。 小さな意味では、他者から受ける“私的戒厳令”と言えなくもない。 それが、遠い異国の世界の話ではなく。 同じアジアのしかも、隣国の韓国では、戦後17回も《戒厳令》が発令されたと言うではないか⁉️ だから、国民は過去の痛ましい記憶を、❬戒厳令❭その度に喚起される事になり。 昨年末では、民衆の自由化を阻止し、更に不満·怒りを増長させるだけの結果になり。過去の状況とは違い、6時間で解除されたのだ。 そういった歴史の上にある韓国では。2000年代になり。 《軍の抑圧に抵抗する人々の気持ち》の代弁としての映画のパワーが、単に娯楽として存在するだけでなく。 情緒深く、真摯に力強く、成熟した作風の持ち前となっている。 この映画「ソウルの春」は。 日本の岸信介(元首相)と戦中統治下韓国の陸軍学校からのパク·チョンヒの縁故から。 日韓国交正常化を踏み、その結果“経済援助”(統治下の“賠償金請求”対応でなく)を受けられ。 韓国の経済発展の基盤を作った。 18年の独裁政治を担ってきたそのパク·チョンヒ大統領が。 1979年10月26日KCIAの部長によって暗殺された事件。 その後、チャン·ドウファン(国軍保安司令官)による。 クーデターで軍部が掌握され。 1980年5月17日戒厳令発動。 そこでも起きた、学生の民主化を求めるデモ活動を。 軍部は武力で鎮圧しようと対立した❗️。 それが、市民を巻き込んでの光州事件に拡がり(5.18~27)。 そこでは、犠牲者数百名を生む大惨事となった。 映画はその憎々しいチャン保安司令官(ファン·ジョシミン)と。 首都警備司令官(チョン·ウソン)との一進一退の司令合戦(軍隊移動)が繰り広げられる。 映画に登場してくる、様々な階級の軍人像(強弱·正悪)が面白い。 クーデターを起こし、階級の保身だけで動き回る軍人人脈人間関係図。 先頃新聞の「日韓世論調査」の結果を見た。 長い間、韓国も中国も。 あの第二次世界大戦後の日本への恨みがあり。 賠償金が先で。いつまでも不快な印象が強かったが。 ここへきて、特に若い戦争を知らない世代には。 漫画や音楽や映画そしてスポーツ等の魅力で。 『親しみ』が過去最高(5割)になっているとの事で。 それすら若者世代には、韓国の日本統治下歴史を日本教育歴史で、あまり深く学ばぬ我々には。 こういった認識すら、どこか他人事に受け流しているような気がする。