
マルタ
1 year ago

The Moon
Avg 3.4
重度の障害者施設で働くさとくん(磯村勇斗)が障害者のきいちゃんの部屋の壁に月を飾った。見る事も聞くことも歩く事も出来ないきいちゃんに見せた優しさ。それを忘れてはいけない気がした。 他の職員の中で日常的に行われていた虐待。糞尿まみれの部屋、面会者もほとんどなく仕事の評価もされない。確かに社会は現実から目を背けて蓋をし続けているのかもしれない。 では、働きながら24時間自分達で看護する事は出来るかといえば現実問題無理な訳で、結局施設に託す。この「託す」という言葉に救われた人は多いんではないんだろうか。それはとても危うく放置とも似ている。さとくんの生産性の無い感情を持たない障害者はいらないと言う考えは極端で危険な考えだと思う。 綺麗事。分からない。ただ、さとくんがきいちゃんが殺されて泣き叫ぶ母親の高畑淳子の姿を見た時自分のおかした罪に気付くのかもしれない。 国の罪、優生保護法を思い出した。 オダギリジョーと宮沢りえのささやかな幸せ、なんとなくこの夫婦は出生前診断をしない気がした。 他人が人の幸せや、価値を決めるべきではないと思う。