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Move to Heaven
Avg 4.1
Netflixオリジナルの連続ドラマ。 50分ほどの話が全部で10話です。 普段は続き物は観ないのですが、出演者の演技も素晴らしく、感動ものでした。 父ジョンウと息子グルは2人暮らし。 遺品の整理をし、故人の遺した大切な物を黄色い箱に入れ遺族に手渡す。 そんな遺品整理業「MOVE TO HEAVEN」を営む親子だった。 ある日、父が突然病死し、一人になったグル。 父の遺言として叔父サングがやってくる。 グルの後見人として認められるのか。 そしてグルと両親の本当の関係は……。 そんなストーリーです。 二十歳のグルはアスペルガー症候群の青年。 人との関係を築くのは苦手だが、優秀な記憶力や規則正しい真面目な考えで父ジョンウの片腕になってきた。 父がまた愛情深い人でグルに大切な事を教えながら育ててきたのがわかる。 手話もそうだし、人としてグルの生きる力を伸ばしながら寄り添ってきた。 父が亡くなり荒くれ者のサングがやってきた時、グルの生活は大きく乱され、これからどうなるのかと思ったが、隣人の幼馴染みナムも含めて3人で仕事をしながら大きく成長するのです。 相変わらず韓国人俳優には疎いので知らないけれど、グル役のタン・ジュンサンの役作りも素晴らしかった。 叔父サング役のイ・ジェフンも辛い過去を抱えて育ち、遺産目当てでグルに近づいたのに最後は心動かされ善い人まっしぐら。 「自分の人生、そんなに悪くない」と気付いたサング。 愛情深かったジョンウの存在がここまで大きいと言うこと。 それぞれの話の中で、5話の男性医師チョン・スヒョンと男性チェリスト、パク・イオンの話が印象に残った。 それから6話の老夫婦の心中。 車イスの妻は入院していて、自分も末期のガンと言われる。 管理人をやっていたキム・ウンスの穏やかな表情と夫婦で作り上げた温室の花々が悲しくも美しかった。 葬儀には思いがけない参列者が来て、グルも嬉しかったはず。 (表情は一切変わらないけど) 養子縁組など韓国の社会問題を入れながら、最後はグル自身の話になる。 ハグや握手が苦手なグルが最初は大好きな父からのハグにも我慢していた。 最終話では父の遺骨を樹木葬にして、父の眠る木に抱きつくグルのシーンが心に響いた。 遺品整理に取り掛かる前にきちんと挨拶するグル。 「これからあなたの最後の引っ越しの手伝いをします」と言いながら故人に寄り添い、遺族のために片付けるひたむきさがとても良かった。 あっという間に全話を観たけど、続編はあるのだろうか。 アスペルガー症候群の生き辛さは大変だと思うけど、一方でたぐいまれな頭脳と記憶力で答えを導き出す才能は本当にすごいです。