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ぽすとちっぷ

ぽすとちっぷ

3 years ago

3.0


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Stage Mother

Movies ・ 2020

Avg 3.5

関係を切っていた息子の訃報を聞いた母メイベリン。息子が残したものは事実婚の男性伴侶といつ閉店してもおかしくないゲイバーだった。 簡単に言えば再生するお話しなのだが、観客に想像させることに長けている。中には薬をすぐ断てるような御都合主義シーンもあるのだが、それを気にせず観れる良いドラマ映画だ。 キリスト教にある程度理解があるとまた味わい深い作品になる映画。 主人公メイベリンがコーラス隊のリーダーまで務めあげているということは、ミサ•日曜礼拝には必ず参加していることが想像できる。ということは聖書にもある程度触れる機会が他者より多いことだろう。ということは同性愛を受容していない可能性が高い。ゴリゴリの保守的な価値観しか持ち合わせていなかったと考えられるのだ。 もしかしたらキリスト教に入信したのは初めからかも知れないし、もしかしたら息子がゲイと知って神に救いを求めて縋りついたのかも知れない。 また葬儀に参加しないことを言動で抑圧した夫の何気ないシーン。これは毎日繰り返される日常の中で何回も何回も起きていたことがわかる。 それは後半パートで夫が仲間とともにビールを片手にTVでワイワイしていて妻であるメイベリンをただ単に便利な飯炊き女房としか認識していないことが見て取れる。 そう思うと実際にゲイである息子、息子が愛した人、大事な場所•仲間を知り救おうと奔走し皆のMOTHERになろうとした主人公の姿が美しくみえる。 愛してると言いながら自分を抑圧し、息子にぶつかっていかなかった夫に別れを告げ自由に息子の人生の分まで生きるラストとステージは感動する。