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てる

てる

2 years ago

3.5


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The General

Movies ・ 1926

Avg 3.8

初めてバスター・キートンの作品観ました。 サイレント映画を観るのも久々で、たぶん大学生の頃に観たのが最後だから10年以上も前になる。 でも、面白いもんだね。喜劇映画だし、楽しめるもんだね。 ただ、少しでも気を抜いて、目を離すとついていけなくなるってことは何度かあった。広い画で語られたりするけども、それを見逃していて、あれ? なんでこうなっているんだっけ? なんてよくあった。 今の作品が、音楽とセリフでどれだけわかりやすくなっているのかよく実感させられた。 この作品ってミニチュア使ってないのかな? すごいよね。列車が横転したり、橋が落ちたり、かなり大規模なことをさらりとやっている。現代なら、CGなどでダイナミックに演出するところをかなりさらりと流している。 あと、超絶技巧を呆気なくさらりとやっているけど、あれってどうやっていたのかな。まさか一発OKってわけじゃないだろうし、何度もテストを繰り返して本番ってわけにもいかないだろう。CGや合成の技術なんてこの時代には当然ないだろうし、バスター・キートンが凄まじく器用だったのかな。 現代なら危険すぎて、同じことをしようにも撮影の許可は下りないだろう。仮に許可が下りたとしても、到底真似できない芸当だ。色んな意味で貴重な映像だと思う。 それにしても昔の人の技術ってすごい。セリフなしであれだけ見せられるのだから。 現代はバスター・キートンの生きた時代より遥かに撮れる選択肢が広い。それは撮影の技術が大きく発展したことに他ならない。 その選択肢が狭い中で、最大限に面白いものを撮ろうとしたその努力が約100年後も評価され続けている。 CGやVFXなどの映像技術がなくても面白いものは撮れる。それがこの時代の人が教えてくれる。 映像技術において、かつての時代の人の必要なスキルと現代の必要なスキルは違っている。だけど、彼らのスキルを忘れてはいけないんだと思わされた。面白いものを作る原動力は今も昔も面白いものを作るための努力なんだろうねぇ。