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【自分を自分として認めてくれた、本当の居場所】 見ていてとにかく気持ちが良い!! 今すぐド田舎に行って、木を登りたくなる作品。 僕たち人間三大欲求に加えて、自然に触れたい欲求も入るだろうなとつくづく思う。 ド田舎が舞台の作品「シャボン玉」を見たときも同じような気持ちになった。 自然の暖かさ、村の暖かさ、人の暖かさがじんわりと伝わってくる。 ちょっと仕事に疲れた時、都会の生活が当たり前になった人、に特におすすめ! ただのエンタメ映画に終わらない丁寧な作り込みが色んな角度から楽しませてくれます。 <この映画の好きなところ> ①染谷将太含めたキャストセンス 今回の主人公平野勇気、この役は彼しかできないと言っても過言ではないのではないだろうか。 原作などはみたことないが、平野勇気の人間性を自然に表せているのは凄い。 そして、バカで才能が無いのび太くんのような主人公あだが、時に見せるONとOFFのギャップには、普通以上に注目してしまう。 染谷将太さんは泥と雨キャラが離れない笑 合わせて、長澤まさみ、伊藤英明の役もぴったり合っていて楽しめた! 素敵なキャストセンスに拍手! ②細かい伏線の回収 小さな伏線の回収シーンが面白かった。 伏線回収の仕方はミステリー系のように重い感じではないので、特に頭を使わずに見れて楽しめる! 笑いにつながるシーンもあれば、暖かくなれるシーンも。 ただのエンタメ映画ではないと思った理由はここが強いかも。 ③「ちゃんと山の男や!!」 自分の存在を自分として認められる。 ここは、都会と田舎を比べた時に場所や環境とは別に、もう一大きな違いがこのセリフに込められていると思う。 都会の人を一人の人として見ることができなくなってしまい、 その人に対しての承認や敬う気持ちが薄れてきてしまう。 主人公も大学受験というマスの中の一人として生き、 自分ではなく、進路が決まらない人という肩書きが故に彼女に振られてしまう。 そんな自分にまとったもので判断されてきた中、 この村で初めて自分を自分として認めてくれた人と出会った。 都会からきた学生達の様子からもそれは感じることができる。 そんなことを思わされるシーンでとても感動しました。 他にも子供達のかわいさや、所々のセリフなどみ入ってしまうところが沢山あり、 子供から大人まで楽しめる笑いあり感動ありの作品でした! 笑いや自然で束の間の休憩に是非!! 素敵な映画をありがとうございました。
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