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ジュネ

ジュネ

10 years ago

4.5


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The Woodsman and the Rain

Movies ・ 2011

Avg 3.3

ゆったり流れる空気感が本当に心地よく、いつまでも浸っていたくなります。小栗旬演ずる映画監督は本当にダメなコミュ障で、自分の作品にもまるで自信が持てないのですが、役所広司やその周りの村人との交流を通して立派な「映画人」に成長していきます。 迫力あるシーンが撮れたときの興奮。他のスタッフと協力して1つのものを作り上げる喜び。自分の書いたシナリオを「面白かった」と言ってもらえた時の感動。相手が誰であっても決して手は抜かないというプライド。そして1つのことを成し遂げたときの達成感。小栗旬の人間的な成長と共に映画の出来もどんどんよくなっていくんです。 そしてその過程に自然と心ひかれてしまうのは、どんなにマイナーで低予算の映画であっても、そこに作り手である彼らの愛が見えたからです。そんなシーンを見せられたら、この映画を嫌いになることなんてできませんよ。 だってそういうものを感じとりたくて僕のような奴は毎日DVD借りて、映画館に行ってバカみたいに金と時間を使って、気持ちのこもってない映画に一人憤るわけだから。映画について語る映画には、どうしても甘くなってしまいます。沖田監督、ずるいっすよ。