Comment
honohono42

honohono42

8 years ago

3.5


content

Swimming Pool

Movies ・ 2003

Avg 3.1

Aug 22, 2017.

うわー不思議な世界。シャーロット・ランプリングの目つきが終始怖い。ホラーじゃないか。 ロンドンで作家をしているサラ(シャーロット)はスランプ気味。編集者のジョンの勧めで彼のフランスの別荘へ行くことに。大きなプールのある豪邸で一人執筆に勤しむサラの前にジョンの娘ジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)が現れる。奔放な彼女に苛立ちながらも興味を持つサラ。 これはどう解釈したらいいのか、観る人によってかなり分かれるんじゃないかと思う。 レビューを書こうとしたけど気になって、実は最初からもう一度観た。二度目だから発見できる伏線がたくさんあるが、じゃあそれをどう結びつけたらいいのか困る、くらいいっぱいある。全部伏線に見える不思議な作品だった。 ***ここからネタバレします*** 伏線と思える箇所を書き出す *プールにはシートがかけられている *最初に出てくる赤いガウンは最後にようやく着る *十字架を外す(いつの間にか元に戻っている) *鏡越しが多い *ジュリーのお腹の傷は事故によるもの *ジュリーの母は事故死 *ジュリーの部屋は赤、プールの浮きベッドも赤、プールサイドの赤い血とその脇の赤い花一輪 *サラはジュリーの日記を盗み見る *ジュリーはサラの小説を盗み見る *マルセル(使用人)の娘は極端に年老いてる *プールサイドで寝ているジュリーを見下ろすフランク(カフェ定員)と、同じくプールサイドで寝ているサラを見下ろすマルセル そしてサラとジュリーは顔が似ている。 ジュリーの存在をどう考えるかは、幾通りもある。 サラの小説の登場人物としての妄想。 ジョンの死んだ奥さんの亡霊。 そして実はサラの堕胎した娘の幻想。 ここからは勝手な想像だけど… サラは生真面目で自分を制御しながら生きてきたが、ジョンとの不倫でできてしまった子どもを堕胎した過去がある、とか。 だからジュリーが話した母親も小説を書いていたというのも合致するし、その小説をジョンが燃やしたというのも、小説とは心情の吐露であり、恐らく子どもを産みたいそしてジョンと結婚したいという意味で、それをジョンが拒否した、とか。そしてジュリーの奔放さは、それができなかったサラの願望なのかな。そしてスイミングプールは欲望の象徴で、黒いシートはその制御。でもジュリーによってそれは開かれる。 他にも考えられるけど、そういう空想が観た後も楽しめる作品なんじゃないかな。 伏線は恐らく全てを回収するために貼られたわけじゃなく、そういう楽しみを残すためなんじゃないかなと思う。 そしてリュディヴィーヌ・サニエの脱ぎっぷりとシャーロット・ランプリングの全裸は美しく、世界のエロい映画20選みたいなのにも上位に入ってました。私の不確かな記憶ではW(`0`)W