
どりんこ

Atomic Blonde
Avg 3.3
Sep 11, 2021.
雰囲気抜群のスパイ大混戦。 80年代音楽と映像のクールさ、1度観ただけでは分からないストーリーの複雑さ、泥臭いアクションか混ざってなお成立しているのが凄い。 1989年のベルリンの壁崩壊前後が舞台。 とある重要リストの所在を巡り、イギリス(MI6)、フランス(DGSE)、ソ連(KGB)、アメリカ(CIA)、東ドイツ(シュタージ)の諜報機関がタッグを組んだり騙し合う(多すぎ..笑)。 主人公のロレーン(MI6)は、リストを追いつつ、二重スパイの正体を探る任務を受けベルリンへ。 ところが到着直後から情報が漏れて襲われ格闘、序盤から派手な闘いを繰り広げます(ハイヒールぶっ指し痛そう!) リストを暗記した重要人物を守りながらKGBと戦う、ゴリゴリのアクションシーンはかなり見物。 というか女優でこんだけ痛そうなアクションはなかなかお目にかかれない。 主演のシャーリーズ・セロンの製作への本気度合いが伝わってきます。 あれで当時40歳ぐらいというから驚き.. 協力者のパーシヴァルも敵なのか味方なのか読めない感じがまた混迷模様を演出していて盛り上げます。 途中途中に差し込まれる雰囲気あるBGMは、音楽へのこだわりを強く感じられテンションが上がります。 中でもデヴィッド・ボウイは、彼がベルリンの壁崩壊のきっかけを作ったと言われているからで、リスペクトを感じこれもまた良し。 (当時ベルリンの壁付近で、西側から東に向かってライブを行い、若者の機運が高まり2年後に壁が崩壊) 解説を見ると色々設定に突っ込みもあるようですが、それだけの隙を見せ盛り上げるのもまた醍醐味なんだろうな、と思ってみます。 最後の最後まで飽きさせない展開で好みでした。ご馳走さまでした。