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全体的に気だるそうな雰囲気ながら、観るたびに味わいが増しそうな作品。 実は1度観てたのを忘れて再観賞というオチw。 簡単に言うとキャロルとテレーズ、女性同士の道ならぬ恋の顛末。 2人の感情、とりわけ切ない気持ちが観る側に流れ込んでくるような感覚に襲われる。 それだけ心情描写に力を入れてるということなのかなと。 人によって愛の形はそれぞれ。 本当は何が正しいとか、間違っているとか価値の善悪はないはず。 それなのに、倫理という枠にはめ込もうとしてこぼれた愛は行き場を失う。 倫理ってなんなんだろう、とか思ってしまう。 第3者→テレーズ→キャロル→第3者と、視点を移しながら描くことで心情描写が深まり、叙情的な音楽も相まって味わいが出てると思います。 車の窓越しに互いの姿を目で追うシーンが印象的。 2人の再会を冒頭と終盤に繰り返し描いていて、同じシーンなのに見え方が違ってくる作戦も好きです。 次回は観たこと忘れてませんように。 NetFlix
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