
てる

Godzilla vs. Hedorah
Avg 3.2
上映時間短すぎるのでは? 境遇はゴジラに似てる。人間のエゴにより誕生した異形の怪物。こいつに人類が滅ぼされるのならば、それもまた人の道と思うが、ゴジラが倒してくれる。ゴジラは人間の味方なのか? そうでなかったような気がしていたが、どうもこの作品ではそう見える。 ゴジラも人間が廃棄した原子力で怪物になったわけで、人間に警鐘を鳴らす存在として活躍するべきだ。以前はそうだった。そして、ヘドラもそうだ。ゴジラがヘドラと闘うのは、縄張り争いなのかもしれないが、この作品では人類の味方をしているように見える。ヘドラというおぞましい怪物を作ってしまった人間は反省するべきなのに、それをすることなく、あっさりゴジラが倒してしまう。それはこれいかなることか。そういう深い部分をもっと掘り下げてほしかった。 全体的に緊張感のない作品であった。途中で入るアニメーションもそれを助長している。だが、あれのおかげで話が分かりやすかった。他の作品ではないので、その新しい試みは功を奏していると言えるだろう。だけど、本音を言うとそんなものに頼ることなく分かりやすい作品にしてほしかった。やりたい演出があるのはわかるが、分かりにくかったり、やけに子どもっぽい演出だと感じる点が多々ある。 子ども向け作品に振るってしまったのは残念でならない。怪獣が出てくるイコール子ども向けって概念だったのだろうか。しかし、ヘドラの造形も誕生の理由も子ども向けではない。もう少しシリアスに作ってほしかったというのはねだりすぎなのだろうか。 子ども向けだから子どもが主人公なのだろうが、終始棒読みのこの少年の芝居はいかなるものか。子どもだから許されるのだろうが、この棒読みの下手くそな芝居が気になって、全然ストーリーに集中できない。これは世界観ぶっ壊してるだろって思うのは私だけではないはずだ。これを良しとする監督の演出に疑問を抱いてしまう。