
BLOOM

Hidalgo
Avg 2.9
『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルンことヴィゴ・モーテンセンが初めて主演を張ったアクション・アドベンチャー。19世紀末期の西部開拓時代を舞台にアラビア砂漠で行われた決死のホース・レースとそれに挑んだカウボーイと野生馬の友情を描いた実話である。あらすじは以下のとおり。 フランク(ヴィゴ・モーテンセン)と愛馬ヒダルコは共に数々のクロスカントリー・レースを制した伝説のコンビ。しかし、カウボーイの時代は終わりもはや彼らの生きる場所は見世物小屋にしかないと思われていた。そんなさなか、世界一過酷なレースの挑戦状が遠くアラビアの使者から届けられた。フランクは名誉と誇りにかけて決死の覚悟でレースへの参加を受け入れるのだが、それは想像を遥かに超えた苦難のレースだった・・・。 どこでまでも続く砂漠と青い空。とにかくビジュアル全てのコントラストが美しくまるで一秒一秒を丹念に作るミュージック・プロモーションを見ているかのような絵作りに目が奪われる。一方、砂漠を何日もかけて馬に乗って横断するというストーリーも、いくつものアクシデントやエピソードが組み込まれることにより2時間強という上映時間はあっという間に過ぎ去ってしまった。ただ、よくよく考えるとこのカウボーイの話が実話かどうかは、源義経が日本海を渡りチンギスハンと名を変えモンゴルを統一したという逸話と同じ位疑わしいものなのだが、結局は面白ければ何でもいいのだと思い知らされる。 西部劇を見たことがない僕らの世代にとってあまりカウボーイに対して思い入れはないものの、エンターテイメントとして実に楽しませてくれる作品に仕上がっていた。とにかくヴィゴ・モーテンセンが出ずっぱりの作品なので、アラゴルンファンは是非お見逃しなく。(04/08/19)