The Visitor
The Visitor
2007 · Drama/Comedy · United States
1h 44m



A college professor travels to New York City to attend a conference and finds a young couple living in his apartment.
🦈 普通じゃない出会いが、恋になる
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星ゆたか
4.0
2023.5.30 原題「The Vistor」。 故国をやむなく離れ異国に懸命に馴染もうとした若者が。 その国で妻を亡くし、以来心を閉ざした頑なな大学老教授の日常に訪れる。 「スポットライト」(15)で監督・脚本のオスカー受賞の。 トーマス・マッカーシー氏(66年米国出身)監督・脚本による2009年6月に公開された作品。 この6月にはマイケル・ジャクソンさんが亡くなっていて。 またその1月にはアメリカでは初の黒人大統領バラク・オバナが誕生し。 日本では衆議院選挙の圧勝で、民主党の鳩山由紀夫首相が就任した年であった。 この監督は俳優として「父親たちの星条旗」(06)に出演しているが、そのクリント・イーストウッド監督の「グラン・トリノ」がベストワンに輝いた年でもあった。 教授を演じたリチャード・ジェンキンス(47年生まれ)さんは。 後に「シェイプ・オブ・ウォーター」(17)でも演技が認められたが。この作品でも同じくオスカー候補になった。 共演の若者役には。 シリアの青年にハーズ・スレイマン(76年アラブ出身)さん。 セネガルの娘にダナイ・グリラ(78年米国出身)さん。 青年の母親にヒアム・アッバス(60年イスラエル出身)さん。 それぞれ印象的な演技であります。 教授は共同著書(テーマは“開発途上国の経済成長”)の出版記念講演に。 勤務先のコネチカットから、亡妻との思い出が詰まった実家のあるニューヨークに訪れる。一人息子はロンドンにいると言う。 ところがそこで“扉をたたいた”所、 『お前は誰だ?』と逆に攻められた。 話を聞く所によると、娘の知人の紹介で。その友人の留守宅を2ヶ月前から貸してもらい住んでいるとのこと。 教授の全く知らない所で成立していた話で。それこそ。 『私の家で何している、お前ら一体誰?』ということだ。 ただすぐ出て行けと言っても彼らに当てがある訳でもなく、可哀想なのでとりあえず次の所が見つかるまで居てもいいということに。 若者の娘の方は要心深いが。 青年は亡き父親がジャーナリストで。 どこか教授にその面影を感じてか。 仕事の〈シャンベ〉という西アフリカの民族楽器の演奏を、教授に手引きして教える。 この乾いた音の響きに体でリズムをとることで。 教授の頑なな心が自然にほぐれ、その生命の躍動のリズムが。 忘れていた若々しさを取り戻すことになる所が中々魅力的だ。 一緒に地下鉄のホームで演奏しようという目標を持つまでに。 しかしここで思いもよらない出来事が。 2001.9.11以降のアメリカ政府の取り組み《国民の敵か味方か》の身元調査に、その地下鉄構内で青年が遭遇し。 青年は難民認定されてない、不法入国者であり。 しかも難民申請が却下されている状況が判明されてしまい。 難民保護施設に監禁されてしまう事態に。この辺はいつか見た日本の映画「マイスモールランド」(22)のヒロインの父親と同じような状況の話。 教授は直ちにその手の弁護士に相談して。何とか出来ればこの国にいらればと期待するが。 最悪の結果、国外強制退去指令のもと、話は進められてしまう。 青年の母親が、それまで息子が毎日電話連絡していたのがなくなって、心配のあまり。 教授の住まいを訪れる。 彼女は難民保護施設の面会には訪れられない。だから母親の手紙も恋人のそれと同じように教授に託し、面会室のガラス面に押し当てて、青年に読んで貰うのだ。 彼女が唯一の楽しみで、息子にもらった「オペラ座の怪人」のCDで全曲覚えたという話を教授は聞き。 正装して二人でその観劇に出かける場面の、このブロードウェイ街の魅力を味わえさせる所は、中々この映画の少ないがロマンスの要素の一つ。 また青年の彼女が楽しみだったという。フエリーに乗って海上からニューヨークの摩天楼を眺める所。 『あそこにツインタワーがあった。』と指差す場面に続き。 自由の女神像が写し出される辺りの所も合わせて。 どれだけの人達がこの国に夢と希望を託し訪れて来たかという歴史まで思いは馳せ。万感迫る所だ。 ただ映画はメロドラマの収束性で終わらせず。 過酷な現実を〈省略と抑制〉の描写で全体を推し進めていく。 途中主人公の普通の人間としての《怒り》を移民保護施設の黒人の受付担当者にぶつける場面は、まさに観客の思いそのままだ。 しかしここで彼の感情を抑えにあたるのが、移民問題の現実を冷静に受け止めようとしている、強制送還された青年の母親だ。うわべの発奮や同情で収まる問題ではないのだ。 その哀しみと寂寥感を観客に余韻として与える辺りの、慎ましさがさらに深い感銘に繋がった。
Masatoshi
4.0
名脇役のリチャード・ジェンキンスの主演で嬉しかったです。沢山の映画に出演され、いっぱい引き出しを持っている役者さんだけど、共演者を輝かせる演技は確か。 それにしても、2012年の『キャビン』では悪趣味の監視人役に出演されていて、しかも楽しそうに演じていましたね。このギャップがいかにもリチャード・ジェンキンス。
LLくるくるじぇ
4.0
少しかもしれないけど、映画で世界の事を知れる事はいい事だと思います。とても難しい現実なんだけど、人の優しさなどはとても伝わる、温かい映画でもありました。
Schindler's Memo
3.5
邦題の意味が良く解からない。原題の「The Visitor」で別に良かったのではないか? タレクは、アメリカに溶け込もうとし、自分の音楽を大きな世界で試そうとしているが、社会的には「visitor」である。対してウォルターは、正当なアメリカ人であり、それなりの地位を得ているが、それまでの生き様について自ら告白するように、精神的には「visitor」である。恐らくそんな意味を持った原題であろう。 「たたく」というからには、両者の共通項であり、結びつきであるジャンベにかけているのだと思うが、それにしては「扉」が少し安易ではなかろうか。 この辺に少し引っかかるが、映画としては、主たる4人の会話や、行動、感情などが、抑えた演技で表出され、何か見えない緊張感が張り詰めた感じで飽きなかったし、「9.11」以来のテロとの戦いに押しつぶされる・・・市井の人間の悲しさも良く出ていて、見応えがあった。
ひろ
5.0
この映画好きだなあ ・ すごいドラマチックな展開があるわけでもなく、最新の技術が駆使されるでもなくたんたんと進むヒューマン・ドラマ ・ こういうのが映画だよね ・ 主演がずっと脇役で活躍してきたリチャード・ジェンキンス ・ 覇気がない人生でのジャンベとのそして若い友達との出会いで変わっていくウォルターを見事に演じてアカデミー主演男優賞にノミネートされるなど高い評価を受けた ・ 監督もキャストも一般的に無名でアメリカでたった4館からの上映だった映画 ・ こういうインディペンデント映画の中にこそ、いい映画があったりするんだよね ・ 派手な映画だとか有名スターだとか、起承転結がはっきりした映画じゃないとやだって人は好きか解らないけど ・ ゆったりとじんわりとなんだか心動かされる映画が好きだって人にはお薦めしたい
とわ
3.5
湧き出るようなパーカッション。
いやよセブン
4.0
大学教授のウォルター(リチャード・ジェンキンス)は、ピアニストの妻を亡くしてからは無為な毎日を過ごしていた。 学会での発表のために久しぶりにニューヨークのアパートに帰ったのだが、驚くことに他人が住んでいた。 その若いカップルに話を聞いてみると、騙されたようなので、可哀想に思ったウォルターはしばらく置いてあげることにした。 男はシリア人のタレク、女はセネガル人のゼイナブ、三人の生活はぎこちないものの、なんか楽しいウォルター。 しかし、9.11以降の警備強化された地下鉄でタレクが捕まってしまう。 若い二人は不法滞在者だった。 心配してタレクの母親モーナがやってくる。 ウォルターとモーナに芽生える初々しい恋心が微笑ましい。 ウォルターのアメリカ人としての苦悩を、優しく包み込むモーナが健気だ。
ꕤKyokoꕤ
2.0
2010/7/11
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