Schindler's Memo4.0あの時代をリアルに切り取っている。それに尽きる。 三島に迎合しているところは皆無であり、かといって当時の全共闘や、警察、自衛隊に肩入れしている訳でもない。 若松監督は、「あさま山荘・・」、「キャタピラー」と、かなり熱を入れた演出をしていたと感じたのだが、この作品は一転してドライだ。 三島由紀夫という人間は、つまり、「ストイックに生きる(もしくは死ぬ)」ということに対して特有の憧憬があり、それを如何に世間に見せるかということに腐心した男であったのだと、改めてこの映画を観て思った。天才的な文士であったことが、この稚拙(少なくとも、落ち着いた大人の考えではない)とも思える思想に相乗的に拍車をかけ、踏みとどまることを許さなかったのではと思う。 彼の剣道、自衛隊体験入隊、ボディビルディング、映画出演などは、強烈な自己主張、さらにはナルシズムの表れであるが、それも彼が結果的にひ弱な体躯を持っていたことへのコンプレックスと考えることも出来る。 まあ、昭和の大事件ではあるが、これによって歴史的に何がどうなった訳でもないことは確かだし、あの時代そのものが一体何だったのか?という視点も、随所に見受けられ、若松監督のようにあの時代と同世代の人間が、このようにドライに描ききったことに驚いてしまった。 何か、亡くなる直前に、このような超然とした作品を撮ったということに、何となく運命的な感じを覚えてしまった。Like3Comment0
macoWatching三島由紀夫ならもうちょっと身体を作りこんで欲しかった、という不満が残る。テロ行為を行う人間の迫力にもつながると思うので。人間は集団で行動して同じ主張をすると気持ちよくなる生き物だと思うので、当時の若者の熱狂もドーパミン出てるな、と思ってしまう。分別のある大人だった三島が楯の会の若者たちを巻きこんだことはどうなんだろう。あれだけの名声があったのだから、テロ行為などせずにひとりで死んで遺書でも出版すれば十分話題になっただろうに。あの時代の空気がわからないけれど、自衛隊員の中に三島に共感する空気はどのくらいあったのだろうか。そういうことをいろいろ考えられるのが、インディペンデント映画の良いところだな。Like1Comment0
えふいい5.0三島由紀夫市ヶ谷駐屯地割腹事件は歴史として知っていただけだった。若者たちが彼を突き動かす源泉となったことをこの作品で知った。ノーベル文学賞にノミネートされながらも文壇だけでは体制を動かせないと悟った時。フィジカルを伴った小さな革命が胎動し始めたのだ。Like1Comment0
みん1.5井浦新が三島とかけ離れ過ぎていた。東大全共闘のフイルムを見たばかりなのもあり、余計に残念だ。まず肉体。あんな体では軍服も様にならず、サウナや自決で体を出すシーンもガッカリ。体を鍛えていた三島の精神を理解せずに映像にしてしまった。また、瞬きが多いシーンがあったが、三島は相手を恐れたりせず常に堂々としていたはずだから、そのシーンも違和感。タバコを吸うシーンも歩き方も、もっと研究してから演じて欲しかった。東大全共闘のシーンも薄っぺらで、あの緊張感と生々しさが全くない。自決のシーンぐらいが参考になった程度。自決前、車窓に現代のビル(穴吹工務店)などが映っていて、その処理もしていないのかと思った。色々な資料を参考にしたはずなのだから、もっと満足するものにして欲しかった。Like1Comment0
DAG3.0監督と役者陣の熱いエナジーを感じる。 静かだが、根底には熱いものがある作品。 井浦新の演説シーンが熱い。 三島由紀夫の最後の演説。 静粛にせい!静粛にせい! 何故、静粛にしなかったのか。 これが戦後なのか。Like1Comment0
邊見 猛
5.0
This may contain spoiler!!
Schindler's Memo
4.0
あの時代をリアルに切り取っている。それに尽きる。 三島に迎合しているところは皆無であり、かといって当時の全共闘や、警察、自衛隊に肩入れしている訳でもない。 若松監督は、「あさま山荘・・」、「キャタピラー」と、かなり熱を入れた演出をしていたと感じたのだが、この作品は一転してドライだ。 三島由紀夫という人間は、つまり、「ストイックに生きる(もしくは死ぬ)」ということに対して特有の憧憬があり、それを如何に世間に見せるかということに腐心した男であったのだと、改めてこの映画を観て思った。天才的な文士であったことが、この稚拙(少なくとも、落ち着いた大人の考えではない)とも思える思想に相乗的に拍車をかけ、踏みとどまることを許さなかったのではと思う。 彼の剣道、自衛隊体験入隊、ボディビルディング、映画出演などは、強烈な自己主張、さらにはナルシズムの表れであるが、それも彼が結果的にひ弱な体躯を持っていたことへのコンプレックスと考えることも出来る。 まあ、昭和の大事件ではあるが、これによって歴史的に何がどうなった訳でもないことは確かだし、あの時代そのものが一体何だったのか?という視点も、随所に見受けられ、若松監督のようにあの時代と同世代の人間が、このようにドライに描ききったことに驚いてしまった。 何か、亡くなる直前に、このような超然とした作品を撮ったということに、何となく運命的な感じを覚えてしまった。
maco
Watching
三島由紀夫ならもうちょっと身体を作りこんで欲しかった、という不満が残る。テロ行為を行う人間の迫力にもつながると思うので。人間は集団で行動して同じ主張をすると気持ちよくなる生き物だと思うので、当時の若者の熱狂もドーパミン出てるな、と思ってしまう。分別のある大人だった三島が楯の会の若者たちを巻きこんだことはどうなんだろう。あれだけの名声があったのだから、テロ行為などせずにひとりで死んで遺書でも出版すれば十分話題になっただろうに。あの時代の空気がわからないけれど、自衛隊員の中に三島に共感する空気はどのくらいあったのだろうか。そういうことをいろいろ考えられるのが、インディペンデント映画の良いところだな。
えふいい
5.0
三島由紀夫市ヶ谷駐屯地割腹事件は歴史として知っていただけだった。若者たちが彼を突き動かす源泉となったことをこの作品で知った。ノーベル文学賞にノミネートされながらも文壇だけでは体制を動かせないと悟った時。フィジカルを伴った小さな革命が胎動し始めたのだ。
イノダー
3.0
時代ですね
みん
1.5
井浦新が三島とかけ離れ過ぎていた。東大全共闘のフイルムを見たばかりなのもあり、余計に残念だ。まず肉体。あんな体では軍服も様にならず、サウナや自決で体を出すシーンもガッカリ。体を鍛えていた三島の精神を理解せずに映像にしてしまった。また、瞬きが多いシーンがあったが、三島は相手を恐れたりせず常に堂々としていたはずだから、そのシーンも違和感。タバコを吸うシーンも歩き方も、もっと研究してから演じて欲しかった。東大全共闘のシーンも薄っぺらで、あの緊張感と生々しさが全くない。自決のシーンぐらいが参考になった程度。自決前、車窓に現代のビル(穴吹工務店)などが映っていて、その処理もしていないのかと思った。色々な資料を参考にしたはずなのだから、もっと満足するものにして欲しかった。
DAG
3.0
監督と役者陣の熱いエナジーを感じる。 静かだが、根底には熱いものがある作品。 井浦新の演説シーンが熱い。 三島由紀夫の最後の演説。 静粛にせい!静粛にせい! 何故、静粛にしなかったのか。 これが戦後なのか。
aray
3.5
再現ドラマレベルだけど、知るにはよかった
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