Perfect Days
Perfect Days
2023 · Drama · Japan, Germany
2h 4m
(C) 2023 MASTER MIND Ltd.



Hirayama seems utterly content with his simple life as a cleaner of toilets in Tokyo. Outside of his very structured everyday routine he enjoys his passion for music and for books. And he loves trees and takes photos of them. A series of unexpected encounters gradually reveal more of his past.
笑いと推理が交差する、時代ミステリー
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隣の唐十郎
4.5
日々ひたむきにコツコツと 役所広司が真面目にトイレ掃除する映画。 殺人事件も起きないしロボも怪獣も出てこない。 だのに何故、これほど心を揺さぶられるのか? ヴィム・ヴェンダーズ監督の侘び寂び感がすごい! 日々の営み全てが修行 なるほどこれは[禅]の心に通じている(よう知らんけど) 語られないけど、登場人物の人生に様々な過去を感じる。 思いも営みも同じように人それぞれ… 年の瀬に相応しい作品でした(^^)
亮一
5.0
公衆トイレを淡々と掃除する 箒で道をはく音で目覚め 朝起きてから仕事場に行くまで いつものルーチン カメラアングルを変える ルーチンがルーチンでないように見える 不思議な感覚 時折写す東京の風景がまるで生きてるように見えてくる 平山は多くを語らない 良いことがあると思い出し笑いをする 心が通じ合った姪っ子と別れたあと平山がむせび泣く、過去に何かあったか想像する。平山をはじめ登場人物全て多くを語らないが態度や表情で誰しもいろんな人生を歩んできたと想像出来る。セリフなし表情だけの平山の長回し 今までの人生が平山とシンクロし 自分はただただ涙する。 役所広司 改めて思う 最高の役者である。
りょう
5.0
役所広司がとにかくとんでもなかった。「平山を演じてる役所広司」にはまったく見えなくて、もう「平山」だった。 内容に関しては観る側の人生や考え方によってかなり受ける印象が変わりそう。 多くは語られないけれど、恐らくこの映画で描かれるような「裕福ではないけれど穏やかでゆるやかな変化の中で過ごす人生」とは真逆の環境で育ったと思われる主人公が、その世界を捨てて今の世界で生きることを選んだのには重く苦しい理由があったんだろうと想像して切なくなる。 その世界の中で今も生きている妹に対して、変わらない愛情と申し訳なさのような気持ちがあるのが痛いほど伝わってきてしんどかった。。 毎日良いことばかりではないし、腹の立つこともあるけれど、それぞれの人にそれぞれの世界が存在していることを知っているから、あんなに優しい顔ができるのだろう。 なんとも言えない満足感のある映画だった。本当に、何度でも言いたいけど、役所広司最高。
Shou
4.0
先行特別上映にて鑑賞。 トイレ清掃をし、お酒を飲み、本を読み、一見同じような一日を繰り返すのだけど、 些細な出会いや出来事が、主人公の心を少しだけ動かす。それはポジティブなことだけでなく、悲しみにひたる瞬間もある。 豊かな音楽とともにただただその映像にひたる映画。 同じ一日なんてひとつもなくて、 どんな一日でも、それはそれでかけがえのないものであり、 何にも執着せず、こんな風に生きたいと 思える映画だった。 役所広司の台詞はほぼなく、演技が上手いとかそんな領域は超えていて、主人公そのものなのだ。 この領域に達する演者さんにはリスペクトしかない。
Takmaaaaani24
5.0
表情・仕草・目線だけで人生を体現するなんて、役所広司は本当に凄い!公衆トイレの清掃員のルーティンな日々、どこが"PERFECT DAYS"なのか?という問いに対して、時代の流れが目まぐるしい「現代」に反発するでもなく嫌悪するでもなく、木漏れ日のように、そこはかとなく漂う振る舞いに、ひとつの答えを抱きました。心がポカポカする映画だったなぁ。。
金木研
2.0
ベルリンに舞い降りて、パリ、テキサスを流浪し、辿り着いたのは令和の東京。 これがヴィム・ヴェンダースの思う「素晴らしき日々」ですか。ふーむ。 終始違和感が付き纏う映画だった。 きっとヴェンダースが見る東京と日本人の僕が見る東京の姿は至極当たり前に違っていて、それでいて同じものを見ているという感覚もあり、良くも悪くも外国人が撮る東京の映画だったという感想に尽きる。 僕がニヒルで卑屈な性分なもんだから単に感性の違いの一言で説明できるものを捻くれて解釈してるのかもしれない。だとしても僕なりに反論したい。 いわゆる「パターン化されたエモ」とは少し違くて、でも明らかに東京という街での「多くは望まないけど小さな幸せを積み重ねる生活」が美化されている感じがどうも僕には受け入れ難かった。「それでも綺麗事だけで世界が回ってるわけじゃないよね」とでも言いたげに主人公の職業がトイレの清掃員というのもまたなんか、ね。 歳を重ねた分の人生に対する余裕や落ち着き。そういったものは自ずと身に付くのだろうけど、そんなものでは消化できないほど東京という街、そしてこの国には大きな影が根差している。 なのに平山という男はそうした環境に一切感化されていないかのような素振りで生きている。 こんな世界に生きていて、少しも狂っていないなんておかしいじゃないかと僕は思う。 でも狂っていないことがむしろ狂ってると思えるようなこの現実に辟易として、僕は嫉妬しているのではないか、とも同時に思えてきてアンビバレントな感情が心の中で渦巻いている。 作中で様々な事情を抱えた人々が登場するけど、皆何かしら不幸の種がある。平山にもそれがないとは言い切れないけど、根深い悩みを持っていない彼はヴェンダースの理想を生写しにした存在のように見えた。つまり金の心配もなくのうのうと生きていたいなあ、という。それはある意味誰もが憧れる生活なのかも知れないけど、その舞台として東京を選び、そしてこういう人物を描いたことで僕のような日本に住む日本人はどうも違和感を抱いてしまった。 事実として平山は自らこの裕福とは言いがたい生活を選択したことを示唆する描写があって、だからどこか幻想的で、楽観的でかつ不自然で、僕のような人間が不快に感じるに足る要素に溢れていた。 持たざる者が退路を断たれて突き進むしかなかった道を彼はあえて選択したという、金の心配がないからこその傲慢な行いに幻滅してしまった。持てるものが持たざる者の世界に理想を抱くというのが僕にとっては幼稚で浅ましく恥ずべき行為にしか見えない。なんというかノブレスオブリージュの欠如、自己陶酔の類のもの。 どうりで子供の手を拭く母親の悪意に晒されても動じない訳だと納得させられてしまう心の余裕に、我々一般人には手を尽くそうとも変えられない社会の構造が浮き彫りになっているように思えて黒いモヤが心の中に残った。ただ、ある意味それが東京という舞台の印象にぴったりで、外国人にもそれを見透かされているなぁという恥も同時に湧いた。 でもそういうものを日本に住む純日本人が撮ったら間違いなく批判に晒されると思う。それをあくまで幻想や理想のまま映像として封じ込められる部外者だからこそ許されているように感じる。 それでも決して悪い作品だと思わなかったのが面白いところ。色々とおかしいからこそ逆説的にこういった問題について考えさせられたのだから。 もう一つ言いたいのが柄本時生の演技が嫌い。ちょっと鼻につく奴は立派に演じてたと思うけど、いかんせんリアリティが無さすぎる。もっと控えめな演技だったら全然気にならなかっただろうに。彼の言葉を借りると10段階で言えば3。 あとは単純に露骨なスポンサーへのアピールがものすごくノイズだった。うまいこと紛れ込ませた感はあっても気になる人は気になる。こういう作品だからこそ余計に金の匂いを消して欲しい。嫌な気持ち。 こんなに心を軽くして生きられたら幸せだろう。僕はストレスに蝕まれているからきっとこういった生活が想像できない。金が結局全てであり、東京という狂った街で生活をするには金で心の余裕を買うしかないんだ。 僕はこの映画を拒絶する。
wishgiver
4.5
"ストーリー"というものが持つ煩わしさを感じさせてくれる珠玉の123分。映画の醍醐味を存分に堪能しました。 “PERFECT DAY"を謳う作品はベニチオ・デルトロ、ハ・ジョンウに続いて3作目ですが、どれも素晴らしい。 本作は幸せに生きるためのバイブルでもあり、日々の人の営みは心がけ次第で最上のものにできることを改めて教えてくれる傑作。 平山の「これまで」は描かれないが、それがストーリーの排除であり、ヴィ ム・ヴェンダースが描きたい世界なんだろうと思う。 音楽もPERFECTで、永遠に続いてほしい極上の時間でした。 実在する"The Tokyo Toilet"のスタイリッシュさも必見です。 2024.2.6@イオンシネマ東員
iskanna
4.0
『成功』は目に見える客観的なもの 『幸せ』は目に見えない主観的なもの
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