Labyrinth of Cinema
海辺の映画館 キネマの玉手箱
2019 · War/Fantasy/Drama · Japan
2h 59m
(C)「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」製作委員会/PSC2020



The story centers on a group of young people who travel back in time when they are in a movie theater just before closing time. They witness deaths during the closing days of Japan’s feudal times and on the battlefront in China before they are sent to Hiroshima just before the Aug. 6, 1945, atomic bombing of the city.
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YOU
4.0
大林宣彦が監督・共同脚本を務めた、2020年公開のファンタジー・ドラマ。 2020年4月10日に逝去した大林宣彦監督の遺作となった本作は、彼が12年ぶりに自身の生まれ故郷である広島県尾道市でロケを敢行した作品とのこと。2012年の『この空の花 長岡花火物語』以降、大林監督はデジタル撮影/編集を取り入れ”戦争三部作”としてそのキャリアをまた一段と個性的に彩られましたが、本作は完全にその地続きにある作品でほとんど”戦争四部作”だと言っても過言ではありません。本作は「主人公たちが戦争映画に吸い込まれる」という単純明快なプロットにより、動乱の幕末から世界大戦に至るまでの「歴史」、目の前で人が無惨に死んでいく「残虐性」、理性を失った人間による卑劣な蛮行の「非人道性」、幾度もの争いに巻き込まれ続けた民間人たちの「不条理性」など、あらゆる意味での「戦争の悲惨さ」をこれまで以上に多角的・多面的に捉えられています。パートごとに入れ替わる3人の主人公はそれぞれ物語のトーンに合わせた個性的な演技を見せていますし、各々が出会い惹かれ合う3人の女性もまさに”大林ヒロイン”たる見事なハマりっぷりです。また本作は「戦争の歴史」と同時に「映画の歴史」を復習うような一作にもなっており、長きに渡るキャリアの最終作にしてもなお超実験的な試みやアバンギャルドさにも満ち満ちています。このヤンチャな精神とアグレッシブな演出、そして誰よりも真摯で誠実なメッセージ性、これらが3時間休む暇なく大炸裂している本作は、まさに”キネマの玉手箱”と呼ぶべきとてつもなくエネルギッシュな作品に仕上がっています。これぞ大林宣彦の大団円! 私自身は”戦争三部作”への思い入れが特に深く、3作に通底する「一人一人が受け止めるべき、記憶するべき、そして語り継いでいくべき”戦争”」というテーマは今でも強く心に刻まれています。そんな私にとっては本作もまた凄く大切な一作となりました。本作はまさに”大林監督が我々観客に向けた遺言”であり、エンドクレジットが流れる中「彼が後世に託したメッセージをここで絶ってはならない」と心底痛感しました。「映画で歴史は変えられないけど、歴史の未来をハッピーエンドにするのが我ら観客」、このセリフは大林作品全体に通底する彼の作家的信念でもありますし、後年ではこの作品自体の意義や価値観も更に強く見出されていくと思います。長い間本当にお疲れ様でした。 大林組への参加は決して古くはないですが、終盤で登場する窪塚俊介の貫禄がとにかく半端ない。もう完全にファンになってしまった。
なでかた
5.0
黒澤監督からの意思を映画として表した大作でした。映画で世界平和になることを祈った黒澤監督、それを形にして表した大林監督の傑作であるだろう。あぁー永遠なんてないけど惜しい人が無くなった思いが強い。遺作が本作品になるのだが、精一杯に映画を楽しみ、映画を愛した作品といえる。 本当に本当に本当に大好きな作品! この映画を愛している! 様々な映画を愛した人間だからこそ、様々な映画を作ってきた、最高のクリエイターだからこそ、ここまで奥が深い作品になり得たのだろう。 あぁ!あぁ!世界平和を訴えつつも、ミュージカルやホラーや人間ドラマなどをまじえつつ、コミカルな表現から、シリアスな表現まで、多彩かつ豊かな世界観。一貫として、『映画が大好きな思いに溢れている』ことが伝わった! ほんとうに、本当に、『映画が大好きだ』と思える、うん、思えるなぁ! なんて、こんなに心を豊かにしてくれるのだろう。なんて、こんなに心を暖かくしてくれるのだろう。 絶対、必ず、『戦争をしてはいけない』こと! そして、絶対、必ず、『世に残しておく映画である』こと! そして、『次の世代に新しい映画が作れるもとになる』こと! 祈ってます。ありがとうございます!大林監督! ありがとうございます!大林監督!
てる
3.0
わけわからん。戦争を後世に伝えようって強い意志は伝わるが、癖が強すぎる。 沖縄編の話しはわかりやすかったし、2人が本当の夫婦に見えたから、感情移入しやすかったけど、それ以外がよくわからん。 なんとなくはわかる。なんとなくだ。爺ファンタとナレーションの語りが何一つわからない。すべてが右から左へ流れていく。たぶん監督の思惑としては、かなり分かりやすく説明してるつもりだろうし、絶妙のタイミングでその語りが入っているのだろうが、正直わからない。言っていることを理解できても納得できない。ハテナマークのオンパレードだ。 技術的にもどうなのかよくわからない。グリーンが抜けてない箇所がわかってしまう。おもいっきり合成だってわかる。こういう世界観だからわざとやってるんじゃないかと疑うが、きっとそうじゃない。時間と予算を鑑みて、妥協したのがバレバレだ。後から思い付いたことを現場でやれず、後で合成で無理矢理付け足している。セリフもそうだ。リップとセリフがあっていない。現場で録ったセリフを捨てて、後でリップが合わないことを承知でアフレコしたのだろう。それって役者に失礼では? 他の監督ならびびってやらないことを大胆不敵にやってのけるのは、さすが大監督といったところか。3時間という尺も商業を無視したとしか思えないし。 うーん。昔の大林作品は好きなんだけどなぁ。芸術家になってからはついていけない。映像の魔術師と言われてるが、良くいえば変幻自在だが、はっきり言って面白いと思わない。 天才すぎて、凡人には理解できない。たまに入れてくるブラックジョークにも笑えない。カット割りというか映像回しというかも癖が強すぎてよくわからない。右から左へ流れていくだけのナレーションや繋がってない会話のセリフ回しにも違和感しか感じない。 凡人の私はただ思うのだ。もっと素直に分かりやすく撮ればいいのに。きっと監督には全てに意味があって、全ての意味が繋がっているのだろうけど、理解できない。 これは商業映画ではないのだ。最早、盛大な自主映画なのだ。マスターベーションの果ての産物なのだ。その結果、多くの人が面白いと言ってくれて良かったねと私は言うしかない。だって、私はついていけなかったから。 圧倒的なパワーと凡人には理解できない思考回路で、某かの魅力は感じる。ただ、この作品を大手をふって面白いという人は、監督と同じ変態だと思う。このような作品が好きという人は果たして、普通の作品では満足できないのではないだろうか。 うーん。すごいなぁ。あと半世紀くらい生きたら面白いと言えるのかなぁ。それまであっためておくか。
あっちゃん
4.0
2020年4月10日に他界された大林宣彦監督の遺作として、絶対映画館で観ておきたかった。 どんなに映画が好きで映画の中に飛び込んだとしても過去は変えられない。でも映画は未来に希望を与える。そんな監督の思いを感じた。 インターバルでトイレに行かなくて良かった。
Takmaaaaani24
3.0
大林宣彦監督は、命尽きるまで映画の可能性を模索していたんだと思います。大林監督から未来の主役たる若者へ、監督自身の魂を伴った平和の姿を、エネルギッシュに体現した作品でした。絶対唯一のフィルムセンス。日本映画界の至宝ですね
riri
3.5
監督が1番訴えたかった反戦。 ドキュメンタリー『青春は戦争の消耗品ではない 映画作家 大林宣彦の遺言』というドキュメンタリーがある。思いを題名に込めたそんなドキュメントもある程、大林監督は日常的に反戦について語り合おうという意志を周りに伝え続けている。 講談に出向いた時も、やはり映画より多い割合で戦争の悲劇を語られていた。 日本がまた戦争をできる位になった今、同じことの繰り返しじゃあそれは余りにも悲しすぎると コラムでおっしゃっている。
はしやすめ
3.0
映像屋さんの執念を感じる。戦争と平和、映画と現実を伝えるのに、よく3時間にまとめたなという印象。
はるくま
4.0
テンポはある作品で、長さはあまり感じませんでした。 映画はもう一つの空間、時空であるんだなとあらためて感じました。 映画から学べること、自分の生き方に反映させるという事を教えてもらいました。
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