Kwaidan
怪談
1964 · Horror/Drama/Fantasy · Japan
3h 3m



Taking its title from an archaic Japanese word meaning "ghost story," this anthology adapts four folk tales. A penniless samurai marries for money with tragic results. A man stranded in a blizzard is saved by Yuki the Snow Maiden, but his rescue comes at a cost. Blind musician Hoichi is forced to perform for an audience of ghosts. An author relates the story of a samurai who sees another warrior's reflection in his teacup.
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マルタ
4.0
映画美術の美しさ。豪華過ぎるキャスト。何ともいえない照明。 そして静けさの中の効果音。令和の映画とは全く違う不思議な圧倒的な世 界観だった。 若き日の仲代達矢、三國連太郎、岸恵子、田中邦衛も良かった。オムニバスでどれも好きだが、やっぱり小泉八雲といえばの「耳なし芳一」が映画というより、舞台をみているような演出。怖さを助長する琵琶の音。壇ノ浦の平家の悲しそうな亡霊に対して明るい青空の背景が余計に盲人の芳一が恐ろしい状況に気付いていない感じを表しているようで面白かった。 古い映画にあのキャスト、リアリティのある寂れた寺のセットや、川に浮かぶ舟制作費がかかり過ぎじゃないかと余計な心配をしてしまった。
星ゆたか
4.0
2025.10.1 NHKTV9月29日からの朝ドラ[ばけばけ]で再注目の小泉八雲(1850.6.27−1904.9.26)セツ(1868−1932)夫妻の1896年出版が原作。 脚本は水木洋子さんが四編(黒髪·雪女·耳無芳一の話·茶碗の中)を取り上げ。 制作に日数·費用がかかり、反して興行成績の赤字で。 製作会社❬にんじんくらぶ❭を倒産に追い込んだと言われている。 水木さんは本作のテーマとして。 『自然対人間の愛と憎悪』と語っていて。 それは『人間の自然への愛が高揚された時🍀幸せが生まれ、人間の自然に対する憎悪が深まった時不幸が訪れる。その永遠に変わらぬ人間と自然との葛藤を描こうとした』とも。 セットを京都のもと🛬飛行機の格納庫を借り製作されたとかで。 特に[耳無芳一の話]では檀ノ浦の海戦の情景を。 人工池に多数の船を浮かべたり。平家の亡霊たちの居並ぶ巨大な廃墟の宮殿等で再現している。 その人工的風合いを更に象徴するのが。 芝居の舞台の背景に描かれたホリゾントの空💫。 [雪女]では夜空に巨大な“目”。 [耳無芳一の話]の🌇夕焼け空の赤と黄色の描き分け等。 モダニズムの現代絵画の様相であった。 また俳優達のメイクアップも特質。 カットバックされる度に亡霊達のそれが違ってくる。 それと武満徹さんの音楽も全編忘れ難い。 琵琶や日本楽器の音色を生かした。 状況変化に応じた場面事の音の付け方も。 演技に対する掛け声のような合いの手で位置付けされている。 監督は小林正樹(1916−1996)さん。 [人間の条件6部作]59年−61年.(9時間38分の超長編)がある。 本作の負債の為自宅を売却。 以降賃貸物件生活になったと言われている。 映画製作に関してはカラー映像は役者の芝居を邪魔するとして白黒·モノクロ映画にこだわったとされる。 本作は絢爛たるカラー映像作品となっている。 出演は[黒髪]三國連太郎·新珠三千代。 [雪女]仲代達矢·岸惠子。 [耳無芳一の話]中村嘉葎雄·丹波哲郎。 [茶碗の中]中村翫右衛門·滝沢修さん等。脇役にもそうそうたる演技人を揃え見ごたえ充分。 作品的には[耳無芳一の話]が特に印象深い。 なおこの小泉八雲·セツ夫妻の物語には。 私の大好きな山田太一さん脚本のNHKドラマ〖日本の面影〗(1984年4月)。 ジョージ·チャキリス.檀ふみ共演も機会があったら、是非とも鑑賞をおすすめする。
むささび
3.0
This may contain spoiler!!
てる
4.0
なんだかさらりと観てしまった。もっとじっくり観ればよかったと後悔している。 面白い作品だった。日本の映画ってすごいんだぜ! って胸を張って自慢をしたくなるような作品だった。 錚々たる名優たちの名演技。 Wikipediaを見ると、有名な俳優ばかりで、いつまでも見終わらない。 この作品ってなぜ埋もれてしまっているのだろう。私が知らないだけか。 すごい作品だった。 名優たちもさることながら、映像のクオリティが高い。カメラマンの画作り、ライティングの力強さ、大掛かりな美術、細かい装飾。挙げるとキリがない。 物凄い予算をかけて、贅沢に作られているのが伝わる。この当時の最高峰の技術を持ったスタッフが全身全霊をかけて作り上げたのだろう。その熱量たるや凄まじい。 これから映画作りを志す者はこの作品を観た方がいい。 『耳なし芳一』 しっかり観たのはいつ以来だろうか。おそらくテレビで放送されたものを観たのだろうが、大人になると色々と観る視点が変わる。 とても良く出来た面白い話しだ。平家の亡霊たち、その亡霊たちに見初められた芳一、坊さんたちの対処方法、結末。どれを取っても良く出来た設定だ。突出しすぎず、だからといって地味過ぎず、効果的で、とても良い塩梅なのだ。 芳一役の中村賀津雄は素朴で実直で、琵琶法師の実力も確かに兼ね備えているのが伝わる。平家の亡霊に見初められるのも頷ける。 丹波哲郎、志村喬、田中邦衛、存在感のある名優たちが脇を支え、日本を代表する怪談を、何の懸念もなく、負い目もなく、どっしりと制作していただいた。感無量である。 それにしても、平家の亡霊のセットは凄かった。水の上に建てられたセットは圧巻だった。邦画の歴史に残るセットだと思う。 他の作品も凄かった。 三國連太郎、仲代達矢この人たちって本当にカッコよかったのね。今の時代の男にはない色気がある。迫力がある。 あと、特筆すべきは岸惠子。本当に美人だこと。この人もまた、現代にはない芯の強さや、奥ゆかしさがある。内側から滲み出る美しさがある。大和撫子とはこういうことなのかと思わされる。 怪談っていいよね。 怖い話は大好きなのだが、時代劇の怪談はまた違う怖さがある。その時代に根付いている風習や思想、様々なものが伝わってくる。 その時代にどのようなものが恐怖とされていたのか、どのようなものが禁忌とされていたのかよくわかる。 この作品はその当時の日本の文化が色濃く表されている。 海外でこの作品は評価されたそうだが、この作品を面白いと思える海外の方の感性に称賛を贈りたい。 ある程度、日本の文化を理解していないとわからないこともあるだろう。独特な奥ゆかしさ、侘び寂びがわからなければ、この作品の魅力は伝わらないだろう。 日本人の若者たちよ。これが日本のホラーだぞ!
しょうこ
5.0
撮影・原作・脚本・音楽・美術・キャストすべてが素晴らしい。 武満徹の前衛的な音楽が映像の不気味さを際立たせている。
川野誠也
2.5
1965年の映画には見えないが、今更見る必要はないかなー 黒髪、雪女を見ていると昔の日本女性のように、常に旦那さんをたてるタイプの女性は、正直別にホラーじゃなくても何を考えているのかわからないので怖い。 今のように両者が意思を主張する世の方が幸せだと思う。 この映画の感想というより、どうしてもこの頃とのカルチャーギャップの感想になる。
外は雨
4.5
小泉八雲の集めた怪談。映画はよく知った怪談噺のオムニバス。あまりにも美しく前衛的なセット。「耳なし芳一」では冥界に呼ばれ、平家物語の壇ノ浦の合戦とその悲劇が幽玄に琵琶と共に語られる。絵巻物のようだ。
zizi
4.0
ある意味、この時代の映画の完成型かも。大作と言うよりは、拘りの逸品。 先ずは美術、特に大道具のセットに驚く。狭いスタジオじゃ入りきらないと、元飛行機の格納庫を利用。 それが最も活きてたのが「雪女」。森がそのままある!「耳無し芳一」もパースペクティブで没入感が凄い。 美術では背景も凄いレベル。当時は《描き割り》と言う絵を描いた巨大な布を後ろにぶら下げていたのだが、それが、また幻想的。大道具がリアルなら、真逆な非現実性。真っ赤な空に巨大な目が沢山浮かんでるとか、ダリみたい。 次に音響・音楽。かの世界的巨人の武満徹。和楽器を使う音楽もとても効果的。弦の軋みや、バチの当たる音などをきちんと拾ってダイナミック、かつノイジー! また、わざわざ書かれていた肩書きの「音響」〜これが凄い。現代音楽の新たなジャンル・ミュージックコンクレートを用い、音楽か?音か?〜効果音か音楽か?垣根のない音。楽器や生活音などを録音し、そのテープに変調を掛けたり、切り貼りしたり。しかも勿論当時はアナログ手作業。ここは様式美の真逆=感性勝負! 最後に豪華絢爛な役者群。岸恵子・久我美子・有馬稲子の3人でお抱え映画会社に縛られない映画プロダクションをと作られた「にんじんくらぶ」プロダクシ ョン。 そこの最後の作品。だからか次々と垣根を超えて大俳優のオンパレード。まぁ凄いメンバー。 フランスに渡ってた岸恵子の努力もあり、カンヌで入賞。 それらの要素を一つにまとめ上げた監督の感性は凄いなと思う。サービス精神より己の感性の発現の強い方なのだろうな。「切腹」もぜひ、観なければ!!
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