レビュー
Till

Till

3 years ago

4.5


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RRR

映画 ・ 2022

平均 4.2

『バーフバリ』シリーズのS・S・ラージャマウリが監督・脚本を務めたアクション映画。 インド映画史上最高の製作費をかけた上映時間3時間にも及ぶ超大作だが、評判通りめちゃくちゃ面白い映画だった。『バーフバリ』シリーズも凄まじい傑作だったが、それを凌駕する勢い。もはや感想も批評も必要ないし、正直言って「面白い」という言葉しか出てこない。『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』と『トップガン マーヴェリック』が今年の目玉となったが、個人的にはこの2作をはるかに凌ぐ傑作だと思う。 この映画がどう面白いのかについては観れば分かる話なので何も言うことはないが、この圧倒的な「面白さ」は決してまぐれではなく、綿密に計算されたものであるということだけは言っておきたい。単に荒唐無稽なイマジネーションを詰め込んだだけではここまで面白くはならない。娯楽性と象徴性を兼ね備えたド迫力のアクション、3時間一瞬も飽きさせない巧みなストーリーテリング、アッと驚く見事な伏線回収、あらゆる要素がすべて合致しているからこそ生み出せる面白さ。インド映画は基本的にダンスシーンがあって、それをウザく感じる人は多いと思うが(私もどちらかといえばそう)、本作のダンスシーンは「西洋に対抗するアジア」というイギリス占領下のインドを舞台にした本作のテーマと直結しているだけでなく、主人公二人が敵役をぎゃふんと言わせる物語的なカタルシスもあるし、主演の二人のキレキレな動きも相まって非常に印象的なシーンに仕上がっている。 とにかく見どころを挙げればキリがないし、全編クライマックス級の面白さなので、もし観るかどうか迷っているなら今すぐ観ることをお勧めします。