レビュー
イギリスの外交官とその妻が製薬会社の陰謀に巻き込まれる社会派スリラーの問題作です。 ミステリの体裁をとってはいますが、本作のテーマは、アフリカの貧困と理不尽な暴力、そしてアフリカを食い物にする先進国の横暴であり、立派な社会派映画に仕上がっています。そして巨悪に絶望的な闘いを挑んだ夫婦の姿が感動的です。 アカデミー賞ではミステリ映画は余り評価されず、本作でレイチェル・ワイズが助演女優賞を受賞したのは異例ですが、愛と信念の主人公を体当たりで演じた彼女にはアカデミー賞が相応しいと考えます。
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