レビュー
それぞれの映像の解説が少し皮肉っぽくて面白かった。 好きだった映像は男の子が妹と従兄弟にいそいで葡萄を食べさせているところ。 シネマトグラフは50秒しか撮影できなかったようだが、その50秒で様々なものがこんなに移り変わるのか、と少しびっくりした。日常生活では1分ですら一瞬で終わってしまうと感じるのに、そこには様々なドラマが生まれていると気づく。どの日常のシーンを切り取るのか、そのチョイス、全ての映像にセンスがあることを認めざるを得ない。 構図とか詳しい撮影テクニックについては全く無知だが、いい構図と言うのは心が落ち着いた状態、つまりリラックス状態、でずっと違和感なく見られる全体のバランスのことなのではないか、と思った。この作品に出てくる映像は全てそう言った意味で良かった。特に日常風景を何気なく捉えてるもの、パノラマ、はそう思わせられた。
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