
Schindler's Memo
5 years ago

ソニア ナチスの女スパイ
平均 3.2
スパイ映画なのだろうが、何とも緊張感が薄いスパイだと思う。この映画で一番緊張感があるのは冒頭である。このシーンで、「何かすごいことが・・・」という期待を持つ。 二重スパイというより、ダブル・ハニートラップ、いやむしろ、ヒロインにとってはハーレクインみたいな展開で進む。 始まってすぐ、ナチス側にレジスタンス系の父親が投獄されるのだが、これを助けるためにレジスタンス側に接触を図り、ナチス側にハニートラップをかける。正直、あからさまなのだが、ナチス側の受け取りは個人的な「すり寄り」としか見ていないという緊張感の無さである。そんなものなのだろうか? まあ、とにかくこのヒロインは、つまりは「女優」なのであるというのが、この映画の言いたいところだと思う。父親のこと、政治的なプロパガンダなどはきっかけに過ぎないのであって、ソニアは最初から最後まで「自分を演じた」というところは間違いが無い。その意味では徹底していたのではないか。