レビュー
フィンセント・ファン・ゴッホの死の謎を、1人の青年が彼の最後の手紙を届ける旅の中で解き明かしていく。それを全編油絵風のアニメーションで描くという斬新な作品。 初めに、述べ100人以上がこのアニメーションの絵に関わったと注釈が出て、そんなん言われたらね、もう絵を見ちゃう。 ゴッホタッチの油絵が動くんですから!興奮しながら、ストーリーを追うのに必死でした。 ゴッホの死の数週間前、彼と過ごした人達は個々に思うところがある。彼の死を、どのように受け止めているかも様々。 サスペンスっぽく、自殺か他殺かまで迫るんですけど、結果的にそうゆうことじゃあない。 ゴッホは死んだ。それはもう紛れも無い事実。 彼が何を思って亡くなっていったのかも、本当は彼自身にしかわからない。 だから残された者たちは、彼の作品を愛していくしかない。 28歳で初めて筆を取り、8年間で800点近く描いた作品は、生前で売れたのはたった1枚。 この映画で、絵や画力を楽しむとともに、改めてゴッホの不器用さと才能を、周りの人がいかに彼を愛していたかを再認識できました。
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