
Schindler's Memo
2 years ago

ハッピーエンド
平均 3.2
チョン・ドヨンの映画で未見だったものを配信で鑑賞。 ラブロマンスとかサスペンスとかのジャンル紹介に、大した期待も無しに観たのだが、意外や意外、割と見応えのあるドラマだった。 この脚本を当時(1999年)の日本の監督が手掛けたら、おそらくTVのサスペンス劇場的な作品になってしまったのではないかと思われる内容だが、そこは韓国、見所をシャープに色分けしてグイグイ引っ張る演出にしている。 構成は大きく3部だと思う。 先ずは冒頭からの前段、ここはストレートにロマンポルノである。若かりし我がチョン・ドヨンの肢体炸裂で、何か見てはいけないものを見てしまったような、昭和の日活映画館中列を思い起こさせる。 中盤は不倫サスペンスで、魅力的なキャリア女性をめぐる失業中の夫、イケメンの不倫相手が、段々と壊れてゆく様を描く。 後段は何と復讐劇、この失業中の夫が無駄に頭がよく(推理小説愛読の伏線)、一気にカタをつけるべく・・・という展開。 ここに来て、この映画の主人公はチェ・ミンシクであると気付く。 ラストショットで、題名の虚しさに余韻を醸し出すところなどは秀逸。拾い物だった。