レビュー
こればかりは昔、原作を読んでいなくて良かったと思わされた。もし読んでたらこの三部作を観ようとは思わなかったろうから…。 長い長い旅路を一気見して、たしかに映像のスペクタクル度もすごいのだけれど、やっぱり痛いのは、人(ヒトだけじゃないけど…)の征服欲とはかくも恐ろしいんだな、ということ。指輪一つに魅入られ、執着し、果てはSWのクリーチャーみたいになってしまったスメアゴル=ゴラムが、その指輪の黒い魔力を具現している。 指輪…指輪…指輪…。ビルボやガラドリエルが一瞬恐ろしい形相になり、欲望を垣間見せてしまうほどの、そんな大きな力にありったけ翻弄されてなんとか使命を果たすフロド。でもそのあと手放しでメデタシメデタシではなく、こういう結末になることは、もしかすると自然なのかもしれない… というわけで、原作を読んでみる気になりました。 * ところで、「グリーン・ブック」で初めてヴィゴを見た私は、アラゴルンのあまりのカッコよさにほれぼれ〜というか、しばらくそれがヴィゴとは気づかなかった(笑) あとは、サルマンがあまりにドゥークー伯爵にやることなすこと似てて笑った!ちょうど制作年代同じだったのね〜
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