レビュー
期待値があまりに高過ぎたか、あるいは予習をし過ぎたか…?大好きなノーランの最新作で、今度は実話、しかも戦争の話というから、いったいどれだけ彼は引き出しを持ってるのだろうとわくわくし過ぎた。 筋は分かっていて結末も分かっているけれど、ノーランが感動の戦争美談に終わらせるわけはないと思ってた。でもやはり実話の域を出なかったというべきか。当たり前といえばもちろん当たり前なんだが、ダークナイトとかインセプションとかインターステラーとか、まるで別次元に連れて行かれるような、そんな感動は全然なかったなぁ。サスペンスフルに仕上がってるとの評もあったけど、ちょっぴりお得意の時間軸をいじってるに過ぎないし、私にはまったくサスペンスとは思えなかった。 執拗な、切れ目ない、不安をあおる不協和音の音楽がセリフのないところを埋めていく。それが、ある場面で協和音になって感動を盛り上げる…なんだかそんなことを観ている間に客観的に感じてしまった。 実写にこだわるというのも、ロケの場所にこだわるといのもすごくよくわかるのだけど、いかんせん、私には30万を撤退させたようには、映像的にどうしても思えなかった。3万ならいざ知らず。 …次作に、期待!!!!
いいね 20コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.