ダンケルク
Dunkirk
2017 · アク ション/ドラマ/歴史/サスペンス/戦争 · イギリス, オランダ, フランス, アメリカ
106分



第二次世界大戦が 本格化する1940年、フランス北端の海の町ダンケルク。フランス軍はイギリス軍とともにドイツ軍に圧倒され、英仏連合軍40万の兵士は、ドーバー海峡を望むこの地に追い詰められる。背後は海。陸海空からの敵襲。そんな逃げ場のない状況下でも、トミー(フィオン・ホワイトヘッド)やアレックス(ハリー・スタイルズ)ら若き兵士たちは生き抜くことを諦めなかった。一方、母国イギリスでは、海を隔てた対岸の仲間たちを助けようと軍艦だけでなく民間船までもが動員され“史上最大の救出作戦”が動き出そうとしていた。ドーバー海峡にいる全船舶が一斉にダンケルクへと向かう。民間船の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)も、息子らとともに危険を顧みずダンケルクを目指していた。英空軍パイロット・ファリア(トム・ハーディ)も、数において形勢不利ながらも出撃。タイムリミットが迫るなか、若者たちは生きて帰ることができるのか……。
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てっぺい
3.0
カメラごと海に沈むリアルなシーンの連続、映像の緊迫感が突出している戦争映画。陸・海・空の3つの視点で、敵の襲撃への恐怖、絶望、そして安堵と、次々に心理転換される描写にも監督のセンスが光る。 監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン。ダンケルクの出来事は実話ではあるものの、架空の登場人物の目で実話を浮き彫りにしたものらしい。 この出来事から、イギリス国民が団結して逆境を克服する「Dunkirk Spirit」というフレーズが生まれたんだとか。 敵のドイツ軍の人物が一切出てこないのがこの映画の1つの特徴。“見えない敵”への恐怖感と不気味さが増していて、映画全体の緊張感に繋がっていると思う。 またもう1つの特徴として、主人公の名前が出てこない。実話に架空の人物を当てたこの映画のあえての手法だと思うけど、どうしても感情移入しづらい側面がある。 色んなところに監督のセンスが光るものの、登場人物が多いことと名前があまり出てこない。俯瞰で描きすぎて感情移入しづらい、残念ながらそれがこの映画の決定的な欠点だと思う。
Izumi
3.5
期待値があまりに高過ぎたか、あるいは予習をし過ぎたか…?大好きなノーランの最新作で、今度は実話、しかも戦争の話というから、いったいどれだけ彼は引き出しを持ってるのだろうとわくわくし過ぎた。 筋は分かっていて結末も分かっているけれど、ノーランが感動の戦争美談に終わらせるわけはないと思ってた。でもやはり実話の域を出なかったというべきか。当たり前といえばもちろん当たり前なんだが、ダークナイトとかインセプションとかインターステラーとか、まるで別次元に連れて行かれるような、そんな感動は全然なかったなぁ。サスペンスフルに仕上がってるとの評もあったけど、ちょっぴりお得意の時間軸をいじってるに過ぎないし、私にはまったくサスペンスとは思えなかった。 執拗な、切れ目ない、不安をあおる不協和音の音楽がセリフのないところを埋めていく。それが、ある場面で協和音になって感動を盛り上げる…なんだかそんなことを観ている間に客観的に感じてしまった。 実写にこだわるというのも、ロケの場所にこだわるといのもすごくよくわかるのだけど、いかんせん、私には30万を撤退させたようには、映像的にどうしても思えなかった。3万ならいざ知らず。 …次作に、期待!!!!
ねこじた
3.0
途中から飽きた。。緊張感を煽るBGMが常に流れ、いつ銃撃や爆撃がきて、いつ死ぬか分からない恐怖がつきまとう。のだが、話に緩急がなく、ずーっと張り詰めを要求されるので、疲れ、麻痺し、とうとう飽きた。たとえて言うなら、ゾンビの出る古民家のドアノブを開け続けるホラー映画に近い心象かもしれない。本作は、美しく迫力のある映像のなか、無駄を削ぎ落とした内容で、シンプルに戦争の恐さを伝えたのは新しい。その挑戦にはリスペクトするが、結果はただのアトラクションになっているのは、残念に思う。ある程度の物語性がないとダレるとは勉強になった。また、アトラクション的だからこそ、DVD化を待って、自宅テレビで観た場合、恐怖体感度が落ち、評価はさらに下がると思う。なんとも「ゼログラビティ」みたいだなぁ。
Tsukky
3.0
CGを使うことなく、ここまでの超大作を作り上げる手腕はさすがクリストファー・ノーランとしか言いようがない作品でした! 逃げる兵士達、助けに行く船長とその息子達、戦う空軍兵士、3つの視点を1week.1day.1hourという違った時間の中で描くというアイデアには唸らされました! ただ、これらの時間のズレが作品が始まった時のワクワクに比べると上手く機能していなかったように感じます。所々、飛行機から見たあの船がこの船だといった感じで時間の重なる部分が分かりましたが、それが何か特別な作用を起こしているようには感じませんでした。むしろ、このズレにこだわったせいで登場人物各々の特徴が薄まってしまい、感情移入しずらい作品になってしまったように思います。 アイデアがとても面白いだけに残念でした‥ それでも、映像の迫力で十分観る価値がある作品ではあると思います。映画館で観ていたらもっと印象的な作品だったろうなと思います。
たん
4.0
まず結論から言わせてもらいます、とても良かったです。 でも他のレビュワーさんの否定的な意見を読むと、「確かに、その通りだ」と思ってしまいました。 実際私の周りでも賛否両論でした。その理由として、 ・3つの視点で描くが、その時間軸がバラバラ ・状況説明の一切無いストーリー展開 ・常につきまとう不安感と緊張感(=単調?) ・時間軸やシーンは違っても情景がほぼ同じなので分かりづらい ・音がうるさい ・登場人物同士の会話が少なく、名前を呼ぶシーンもほぼ皆無かつ、上記の"状況説明がないストーリー展開"なので、誰が何のために何をしているのかがイマイチ掴みづらい ・英国軍の人たちの顔がみんな似てるから誰が誰か分かりづらい(それはお前だけやろ) などが挙げられますかね? ですが、顔が似ているってのは置いといて、上記の要素こそ、このダンケルクの良いところではないかと思いました。 私はIMAXで見たのでその音響の大迫力たるや。 最初のシーンの銃撃音から引き込まれました。音楽も素晴らしく、時計の秒針を表現したBGMが天才的なまでに映画の緊張感と絶望感を満たしてくれていました。 映画は104分ですが160分くらいに感じ、こんなに見るのに体力を要する映画は久しぶりでした。 状況説明のない展開も、普通の理解力のある方なら分かるものですし(最初のケガ人を運ぶシーンなんて学生の頃なら意味わからんかっただろうけど)、3つの視点の時間軸が揃う場面では思わず「おおおお」となってしまいました。 そして何と言ってもこの映画、敵のドイツ軍が出てきません。 もちろん戦闘機や銃撃、魚雷などで、その存在は映画の世界にはありますが、直接の描写はありません。 全編を通して「生き延びようとする英仏国軍」の奮闘が描かれています。 なので私は「敵軍の残虐さ」や「どちらが善であり悪であるか」という要素を全く考えることなく、 「戦争そのものの恐ろしさ、人々の生き延びようとする姿勢」をひたすらに追い続けることができました。 敵が出てこないのでカタルシスを感じることも特になかったです。 ふぅ、良かったね、頑張ったね。って感じでした。 帰ってからもあんなシーンやこんなシーンが頭から離れず(これが本当にすごくて全く離れない)、もう一度見たくなりました。 青年たちの「ただ真っ直ぐに生きる姿勢」とそれを支える政府の努力を無駄なく描いた(個人的に)新しい戦争映画でした。 こういった映画がアカデミー賞とれるといいな。
Till
3.0
第二次世界大戦のダンケルクの戦いで行われた「ダイナモ作戦」を描く戦争映画。 リアリティが求められる「戦争」というジャンルと、「CGを使わない」というクリストファー・ノーランの特長が絶妙にマッチした作品で、第90回アカデミー賞での編集賞、録音賞、音響編集賞の受賞にも納得の出来。とにかく「画作り」そして「音作り」が徹底されており、臨場感や緊迫感を見事に演出している。 しかし、その「臨場感」に重きを置きすぎたが故に、戦争映画にとって必要不可欠な「メッセージ性」というものはかなり希薄になっており、結果的にはただのアトラクション映画に終わってしまっている感じがする。そして、本作の最大の魅力であるその「臨場感」という点においても、それをさらに追求した『1917』が公開された以上、やはり本作は中途半端に思えてしまう。 また、本作ではクリストファー・ノーランのもう一つの特長である「時間軸いじり」も行われているのだが、正直これは成功していたようには思えない。「陸」「海」「空」の3つパートが少し時間軸をずらして展開され、最終的にそれが1つに収束するという構成なのだが、これは単に話が分かりにくくなっているだけじゃないだろうか。やはりこれはSFやミステリーであってこそ意義のあるやり方だと思うので、あえてこの映画でやる必要性は感じられなかった。 もちろん映画の完成度自体は高いのだが、今回はクリストファー・ノーランらしさが少し空回りしているような印象を受けました。
てる
3.0
正直よくわからなかった。ダンケルクの大撤退を描いた作品なのだそうだが、そもそもそれを知らなかった。やはり、前情報を入れてから観るべきだった。 たぶん、ダンケルクを知っている連合国の国民は熱くなるものがあるのだろうが、私は特になかった。民間の船が多くの兵士を救いに出てくるシーンは熱いと思ったけども、そこくらいか。戦争ものって正直苦手。分かりやすい感動が好みの私としてはなんとも。いや、たぶんこの作品は解りやすいのだろうと思う。でも、どうにも響かない。 船の中で1人を犠牲にして助かろうとしたシーンは解りやすいテーマがあった。他の国の兵士ならば、連合国であろうと構わないという、人間の腐った仲間意識の現れなのだけど、解りやすい差別の形なのだけど、私にはあまり響かない。周りに肌の違う人があまりいないし、その人達を敵とも味方とも思わない。死を目前にすると、そういう差別意識が露呈するというのがピンとこない。 これはやはり、平和ボケした日本人ならではの感覚なのだろうか。もう少し勉強してから出直そう。
kanae
3.5
戦争映画っていつも大きな見せ場があったりグロい部分があるけど、この映画はなんかめちゃくちゃリアル。表現力の差と言うんかな。すごく新鮮でした。 うちの好みの映画ではなかったけど終始続く緊張感とか、それぞれの視点とか引き込まれました。 ダイナミックな展開が好きな人には合わないけど繊細な表現が好きな人は是非見てほしい作品です!
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