レビュー
my life

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2 years ago

4.5


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サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ

映画 ・ 2019

平均 3.8

「サウンド・オブ・メタル」を初鑑賞してみた。耳の聴こえなくなったドラマーの話だと言うコトは何となく知っている。まぁ、それだけ知っていれば十分な内容やけど。 ドラマーとして耳が聴こえなくなった哀しみよりも、この状況を受け入れるコトを重要としている内容だと思える。この映画を観ていると当たり前の様に耳が聴こえている自分の現状が幸せだと痛感する。 聴覚障害を持つ人々の支援コミュニティにルーの勧めで訪れるルーベン。自暴自棄になる気持ちは、きっと誰しも起こり得るコトであるとは思うが受け入れるしか道はない。葛藤を繰り返し、コミュニティで学び徐々に前に向かっていく過程はかなり見応えあり。 唯一の希望は…インプラント手術。 タイトルにある「サウンド・オブ・メタル」とはそう言うコトなのか。直訳すると金属の音。この音の再限度が半端ではなくて、思いのほか、かなりのストレスとなる世界のように思える。 個人的には、コミュニティを出たアトの方が更に、もうワンテンポ引きずり込まれたかな。だが、ルーの父親と普通に会話をしていたトキは単純に凄い事やと思ってしまったが…コトはそう単純ではない。 今度はメタルの環境を受け入れられるのか…ある種の選択を告げられているかのよう。無音の世界か、金属の世界か…残された選択は余りにも厳しい。 コミュニティの人達のコトを考えてみた。聴覚に障害を持ってはいるが、みんな明るくて前向きな姿勢を感じられる。受け入れるには、きっと時間を要しているとは思うが何があっても前を向いていれば良いコトがあると信じたい。