レビュー
wishgiver

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6 years ago

4.0


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カセットテープ・ダイアリーズ

映画 ・ 2019

平均 3.6

2020年07月12日に見ました。

主人公は地方の町ルートンで暮らすパキスタン系の高校生ジャベド。音楽と詩を書くのが好きな彼は、日々の生活の中で鬱屈と焦燥を抱えている。閉鎖的な町の中で受ける人種差別や、保守的な父親との確執など、彼の悩みは尽きない。だがそんなある日、モヤモヤをすべてぶっ飛ばしてくれる、ブルース・スプリングスティーンの音楽と衝撃的に出会う―。 原作はパキスタンに生まれ、現在は英国ガーディアン紙で定評のあるジャーナリストとして活躍し、自身もブルース・スプリングスティーンの大ファンであるサルフラズ・マンズールの自伝的な回顧録「Greetings from Bury Park: Race, Religion and Rock N’ Roll(原題)」。(公式HPより) 自分の心の声に確信が持てず、保守的な父親のいいなりになる自分との狭間に揺れる少年の心がすべて集約された主人公ジャベドのいつも冴えない表情がたまりません。 序盤は抑えめな演出で、なかなか爽快感がありませんが、ジラす系の演出で最後は泣けました。 原題はブルース・スプリングスティーンの楽曲"Blinded by the Light"(光で目もくらみ)。 昨日観た『遠い空の向こうに』と同じく、彼を鼓舞し続けた女教師クレイがまたステキでした。 (2020.7.12@TOHOシネマズ二条)