レビュー
Masatoshi

Masatoshi

3 years ago

3.5


アイム・ユア・ウーマン

映画 ・ 2020

平均 2.7

70年代の雰囲気と音楽のセンスで描かれ、淡々としながらも何故か心に残る独特な作風でした。この正体は何なんだろうとしばらく考えてたら、面白い事に気が付きました。この作品、主人公であるジーンの視点のみで描かれているのです。 夫、エディが出掛けた後、どうなっているのかも描かれていませんし、昔、彼の知人だったカルが現れエディを探しに行ってくれるのですが、そのカルが何処で何をしてるのかも、また、エディが関わっていたギャングの事とか、カルの妻テリーとギャング仲間との会話やら、ジーンの見ていないことや知らない事は一切画面の中では描かれないのです。 つまり、ジーンの知らない事は、映像を観ている私たちにも全く分からないのです。ジーン同様、想像するしかありません。それでもストーリーは進んで行くので、こう言う演出に最初は戸惑いますが、観ているうちに段々その世界観に嵌って行きました。 それから、音楽もオシャレなのです。で、終わった後、気になってエンドクレジットを眺めていると『Asuka Matsumiya』の文字が。ワォ、なんと、彼女はLAを中心に映画音楽に携わっている日本人のアーティストでした。なんか嬉しくなりました。