レビュー
wishgiver

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4 years ago

4.0


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浅草キッド

映画 ・ 2021

平均 3.9

2021年12月21日に見ました。

ビートたけしの自伝的小説「浅草キッド」を劇団ひとりが脚本・監督を務めた作品。 もうたけしにしか見えない柳楽優弥がとにかく凄すぎる。 仕草と喋り方だけで完全にたけしを再現してる彼の演技力に震撼しました。 そして師匠深見千三郎がホントいい。 演じた大泉洋も大いに見直したし、たけしが「芸人として超えられなかった」という彼の粋な生き様はまさに芸人であり、改めて芸人の矜持を強烈に感じさせてくれました。 映画としてのクオリティは標準だけど、シンプルな脚本と2人の演技のおかげで、浅草フランス座時代の北野たけしの出自がよくわかる作品で、彼がTVでブレイクしていく様をリアルタイムで見てきた世代として大いに楽しめました。 日本が誇る「世界の北野」の芸人としての根っこの心意気をぜひこの作品で味わってほしいし、柳楽優弥は一見の価値あり。 まさに“哀しい気分でジョーク"、たけしの哀愁と刹那さが最高に素晴らしいです。 大泉洋も往年の風間杜夫的なスゴみが出てきて、まさにハマり役だし、門脇麦、鈴木保奈美もすごく良かったです。