レビュー
Masatoshi

Masatoshi

1 year ago

4.0


陪審員2番

映画 ・ 2024

平均 3.8

邦題は『陪審員2番』です。米国でも小規模の上映で、日本では未公開。なんでだろ、批評家受けは良いのにここ最近の『リチャード・ジュエル』などと同様に、派手さがないからかとか、一般受けが盛り上がらないだろうかとか勝手な思い込みだったからなのでしょうか。 今作もそりゃ話題作ではないかも知れないですが、こう言う渋い作品こそ、クリント・イーストウッドが本来描きたいスリラー作品なのではと思えます。 しかも、淡々としていながら、観客にこんなにジリジリヒリヒリとさせる演出が出来る映画監督は他には見当たらないないのでは。 で、結果、全米映画批評家協会により2024年の映画トップ10の中に選ばれたそうですが、文句なしに納得できました。 余談ですが、イーストウッドの監督デビュー作『恐怖のメロディ』では、当時まだ無名だったロバータ・フラックの『愛は面影の中に』が使われ、それがきっかけとなりロバータ・フラックは『やさしく歌って』などで有名になっていきました。そのロバータ・フラックがつい先日88歳で他界されたそうです。ご冥福をお祈りします。