レビュー
my life

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2 years ago

4.0


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テイキング・オブ・デボラ・ローガン

映画 ・ 2014

平均 2.9

ほんのり気になっていた「テイキング・オブ・デボラ・ローガン」を初鑑賞してみた。監督はアダム・ロビテル。「エスケープ・ルーム」の監督の人なのね。 実は「レリック」と似ていると言うコトを知り更なる興味を抱いてしまったのだ。事前情報はそれぐらいやけど…確かに似ていると言うか狙いは同じよね。 フムフム、POVなのね。まさか、主観映像とは思っていなかったのでリアリティ感は凄まじい。 “この老婆、トラウマ級” と…銘打たれた逸品。パッケージにデカデカと書いていたのをチラ見してしまった。「レリック」を先に観ていたので何となくの予想はしていたがイメージ以上に壮絶やったのだ。 物語的にはアルツハイマー病のデボラを密着取材していくと言うモキュメンタリー。だが、どう見ても単なるアルツハイマーではないのは誰の目から見ても明らか。 奇怪な行動の連続。しかも、徐々にエスカレートしていくもので個人的にはガッツリ引き込まれてしまった。 それにしても終盤はホンマに凄過ぎた。想像の斜め上を越えてくる異常な世界。デボラを演じたジル・ラーソンには思わず最大の賛辞をおくりたい気分だ。この徹底した役作りは只者ではないスゴ味がある。ともかく、最初とのギャップが余りにも違い過ぎているのだ。 ところで、本作は「レリック」と似ているが他に「ヴィジット」や「REC」なんかも頭の片隅をかすめる。個人的には「レリック」よりも楽しめたかな。真っ暗の中に潜んでいる後ろ姿のおばあちゃんは恐いね。しかも、裸やし…リアルでは絶対に見たくは無いのだ。


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