レビュー
akubi

akubi

7 years ago

3.5


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ホームワーク

映画 ・ 1989

平均 3.4

キアロスタミの作品のキーワードのようによく出てくる『宿題』について。 この国の子どもたちは(親たちも含め)、宿題とゆうものにどうやら悩まされているらしい。   子どもたちは、宿題をやらなければ叱られ、手伝いをしなければ叩かれ、早く寝なければまた怒られる。 "ご褒美" とゆう言葉の意味もよくわかっていない子どもたち。もちろん褒めてもらうことも。そしてベルトで殴られるのが普通の毎日。 そんなシステムってやつにキアロスタミは優しく、けれど真摯に疑問を投げかける。   社会に対する鬱憤を、弱者にむけてしまう大人たち。 こんなに幼いときから制裁を叩き込まれ、抑圧されることに慣れてしまったピュアで真っ白なこどもたち。   体罰を受けすぎて、心を壊され本来の自分を失ってしまった子もいた。 まるで過去にタイムスリップしたようで、胸がざわつく。 個性をなくすような教育は、ここと変わらなかった。   いつか、君の得たいの知れない恐怖と涙が、消えてなくなりますように。