レビュー
遺族はずっと考え続けなきゃいけない。 この言葉が何度も頭をよぎる。 実名で、内容も実際にあったことをほぼそのまま。 映画ではなく、実際に合った話という本物の恐怖感。 国家権力、殺人、ミスの隠蔽。 人が世の中を、状況を悪くする。 自分の息子が突然行方不明なって。 目の前に別の子が現れて。 病院へ入れられて。 猟奇的な事件に巻き込まれたかもしれなくて。 でも、最後に見出した希望。 だって、彼女はアカデミー賞を当てたもの。 見る目が、力がある。 生涯探し続けた。 遺族は日常を送っていたのに、事件が起きれば 一瞬で人生を奪われる。 たとえ生きていても、人生がなくなる。 人の命を奪うことは対価が重過ぎる。その対価を知っている人は決して殺人など犯さない。 どうか、悲しい事件を起こす人が1人でもいない世の中に。
このレビューにはネタバレが含まれています
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