レビュー
てる

てる

5 years ago

3.5


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仁義なき戦い

映画 ・ 1973

平均 3.7

男臭いねぇ。 ヤクザ映画の金字塔だね。本当に面白い。 ワンカットワンカットに魂が籠ってる。当時の息遣いを生で感じられる。本当にヤクザみたいな人達で撮影していたのだろうと想像がつく。さすが深作欣二の代表作である。 いやぁ、しかし、カッコいいね。菅原文太、松方弘樹、梅宮辰夫。こういう、どっしりした男らしい格好良さってのはその当時の俳優ならではだ。眼に力がある。常に臨戦態勢みたいな緊迫感がある。やはり時代か。日本を盛り上げていった活力のある時代の人は気骨が違う。あと、体型が違う。現代はスマートな体型が理想とされているし、スマートな体型になれるような環境が揃っている。しかし、当時は違ったはずだ。みな、ずんぐりむっくりで肩の厚みがある。スマートな筋肉質よりもこちらの方が頼もしく見える。 ゆとり世代と言われる時代に生まれた私には仁義がどうので、血生臭いことになるというのは些か受け入れ難い。親と子の関係性、盃の絆、これを篤く守ることこそ仁義であったりするのだろう。それは胸が熱くなる。だけど、仁義が篤いからこそ抗争があったりするわけで。だったらドライな関係性の方が良いのではとか考えてしまう。スクリーンの中と外で熱量の差を感じる。 これがノンフィクションというから驚きだ。真っ直ぐに純粋な人達が熱く生きていたんだなぁと感慨に浸る作品でした。