レビュー
kom

kom

4 years ago

1.5


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バンクーバーの朝日

映画 ・ 2014

平均 2.9

冗長で退屈でつまらなかった。内容がスカスカなのに無駄に重い雰囲気の演出が続いており、テンポがとにかく悪い。観ていても話は一向に進まないし、観終わった今思い返してみても大したストーリーはなかったと言っても良い。にも関わらずこの映画の尺は130分超。じゃあその分キャラクター各々の心情などが描けているかというと、残念ながらそれも全くできていない。有名な役者を集めて個々の区別をつけているだけで、人物としては主人公を含め誰一人としてまともに描けていないと言っても良いくらい。演出もそれっぽいだけで意味がない所謂"邦画的"な演出が全編を占め、鈍重でイライラした。スポーツを題材にした映画なのにこんなに盛り上がらないのは逆にすごいわ。急に勝利しだす展開も、前フリとかを何も描かないからまるでリアリティがなく、ただのご都合主義に見えて冷めるだけ。 前半の集会のシーンで演出の酷さ(ガヤを皆が綺麗に順番に飛ばす不自然で露骨に脚本が見えてくる演出)を感じたのだが、その後もイメージが覆ることはなかった。当然のように台詞はモゴモゴして聞き取りづらいし。日本の役者に金をかけすぎたせいでカナダ人が雑になっているのも問題。というか金のかけ方は役者の"知名度"であって、実力ではなさそうなんだよなぁ。脇役で次から次に観たことある役者が出てくるけど、どいつもほとんど本編に絡まないし。安いテレビドラマのスペシャルを観ているみたい。悪いけど映画ファンはそんな安易な手法で喜んだりしないよ。あと亀梨くんはあの眉毛どうにかならなかったのかね。あんなに細く整えた現代風の眉毛のやつが戦時中にいるかよ。妻夫木聡はいつも通りの陰気で暗い感じを終始漂わせているだけで、彼のおかげで"映画らしさ"は出ているものの、正直使い方が心底下手だと思う。何もかも監督が悪い。