レビュー
チャップ

チャップ

7 years ago

4.5


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海獣の子供

映画 ・ 2019

平均 3.1

まるで絵画の中を泳いでいるよな不思議な映画だった……。 まだ、映画を消化しきれてないんですけどね。 忘れないうちに感想を書きたい……。 映画の前半はオーソドックスなボーイミーツガール。集団に馴染めない少女ルカは、夏休みに立ち寄った父親の働く水族館でジュゴンに育てられたという海と空と出会う。彼らはまれに海で起こる『マツリ』という珍しい現象に関わっていた。そして、その『マツリ』とは何か……というのが映画の大筋。 まず、映像が綺麗で独特。今風のアニメとは違って、どこか懐かしさを感じられる映像になっている。この懐かしさは絵画のような独特のタッチで描かれた映像がそう思わせるのだろう。 ルカと海と空が交流をして、仲や『マツリ』とはという謎を深めていくというところは、意外とオーソドックスでいつものように楽しく映画を観ていた。 だが、『マツリ』の開催がどんどん近づいていくと映画がどんどんと様子が変わっていく。 ここからはネタバレになってしまうので何も言えないが、ひとつ言えるのはこの胆は『マツリ』のシーンだ。 劇場で観たときにはエンドロールが流れるまで自分がどこにいるのか分からなくなるほど、強いエネルギーを持ったシーンだった。 生命とは、生きるとは、食するとは、色んなことを言語せずに本質だけ集めてぶちまけられたような感じだった。 映画の抽象という大きいメリットを使いこなした、3Dや4DXとはまったく違う、映像を体感する映画でした。