レビュー
ノーパン・ノーブラの話をする。 留学していた女の子が「海外ではノーブラな女性が多く、逆にブラジャーや剃毛処理をしていると性に興味がある証」と言って、どんなに周りが反対しても日本でノーブラ乳首にワキ毛ボーボーを晒していた子がいた。 『欲望の館』で女主人公が男性に迫られたら拒絶するのにノーパン・ノーブラなのは、上記の“逆に性に興味がない証の話”とは関係がない。 ピチピチな服にノーパン・ノーブラで片足に青ペンキを塗られるのは、監督の趣味である。 そして主人公は監督自身でもある。 たいていの人には面白くない当映画は、自分(監督)のために作られたと言っても過言ではない。 館は「不義の国」であり、主人公は「アリス」ちゃん。 ・ 反芻 ・ 自問自答 ・ 終わりがないから終わろうという前向きさ つまり原題「CHE“何”?」から出来ているヘンダーランドである。 映画的盛り上がりに欠けるとはいえ、 乳を放り出し、ダッセェはぎれとワッペンのパンタロン👖に身を包んだ女性を「ボク、アリス〈ポランスキー〉ちゃん!」と言いきり、「怪しい!汚い!チビ!」と罵倒される役でもご本人が登場する肝の据わった変態ロマン・ポランスキーの心の迷宮を堪能できて満足です。
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