
コウキマン
4 years ago

運び屋
平均 3.6
2022.8.13.087 ネタバレあり 90歳の退役軍人が、麻薬カルテルの運び屋になり荒稼ぎをしていた実話が元。 家族を顧みず仕事に没頭してきたアール。娘の結婚式すら、仕事を優先し欠席していた。時代の流れと共に仕事がうまくいかなくなったとき、これまでの自分の行動が祟り家族は冷たい。そんなときに持ち掛けられる儲け話。なんでも拠点から指定された場所に車を走らせるだけで報酬がもらえるとのこと。早速アールは仕事を受けるが、簡単な仕事のわりにものすごい報酬が入る。あるときアールは自分が麻薬カルテルの運び屋をしていることを知るが、もう足は洗えない。アールはその後も十数回にわたり麻薬を運び続けた。 その後、別れた妻が余命幾ばくもないと知り、アールは仕事を放り出し妻の元へ駆けつけた。そこで初めて得た家族の信頼、家族のぬくもり。 そこから仕事に戻り、結末までの流れはなんだかしみじみ。クリント・イーストウッド監督の粗野ながら哀愁漂う役、演技がたまらなかった。 さて、今回イーストウッド監督がついに麻薬カルテルにメスを入れたと知り観てみたのですが、おもしろくはあるけども少し思ってたのと違いました。麻薬カルテルはおっかなくもどこか人情がありアールに甘い。実際だったら即処分されるのでは?と思いながら観た(偏見かもしれませんが)。なんとなくいい話でまとまってたけど、麻薬カルテルによってどれだけの被害者が出ているかはそれなりに調べて知っているだけに、描き方にすこし首を傾げたくなる。まあこの映画は麻薬カルテルの闇を描く映画ではなく、アールの人生を描いたものなので、あまり深く追及するのはお門違いかも。