
akubi
5 years ago

マレーナ
平均 3.2
きみはいつも目を伏せて、とても悲しそうな顔をしている。ほんとうの彼女を知っているのはぼくだけ。切られてゆく髪の毛。殴られた頬。すりきれた膝。絶えず求めてきたくせこんなときにだれも助けにいきやしない。こんなちっぽけなぼくじゃあどうすることもできなかった。 あの激動の時代、可笑しくて甘酸っぱい少年の青春のそばにあった、哀しみの運命を背負ったある女のものがたり。 だれかれかまわずぶっ叩くおとうちゃんってところからもうおもしろい。そのあと「ニッカーズにする!?」と泣き叫ぶかあちゃんにめちゃくちゃ笑っちゃった。おかしみとかなしみの振り幅が相変わらず、すごい。(すき)