レビュー
my life

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1 year ago

4.0


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美しい夜、残酷な朝

映画 ・ 2004

平均 2.8

アジアの垣根を越えた作品を求めており、紹介してもらった「美しい夜、残酷な朝」を初鑑賞してみた。韓国·日本·香港のオムニバス映画。オムニバスなので共演はしてはいないけど各国の特徴を堪能してみたい。 韓国からはパク・チャヌク監督。我が日本は三池崇史。香港からはフルーツ・チャン監督。とまぁ、ネームバリューのある監督たちやんね。 パク・チャヌク監督は「オールド・ボーイ」後の作品なのか。傑物揃いの復讐三部作の合間に、こんな作品があったなんて、これは意外な盲点なのだ。 三池監督については、特に何の説明もいらんやろね。有名人やし。メジャー作品から、先日観た「牛頭」みたいなカルト作品まで手掛けるお茶目なヒト。「オーディション」みたいなダークネスな雰囲気もまた観たいけど。 そして、フルーツ・チャン監督。いやぁ、懐かしい。相当、前に観たと言っても「ドリアン ドリアン」と「ハリウッド★ホンコン」ぐらいかな。「メイド・イン・ホンコン」も観たような気もするがよく覚えてはいないのだ。キッパリ。 あ、「THE JOYUREI 女優霊」も観たっけ。こちらは何だか残念な結果だった気がする、ほろ苦いあの頃のおぼろげな記憶。 さてと、本作についての予備知識は特に何も持ち合わせていない。教えてもらって、知っているコトと言えば、ジャケットの下の方にある一文。 ※実際の商品イメージとは異なります。 いやぁ、聞いてはいたけど何が異なるのかな。まさに、思い描いたイメージ通りなんやけど。と言うよりも、観た映像そのままな気がするけど。これは理解に苦しむ。スルーしても良かったけど、ココは一応…軽くツッコみたくなるほどよい衝動。 前置きか長くなってしまったけど、 作品毎の寸評と採点をしてみたい。 1.「CUT」⭐3.8 パク・チャヌク監督。 主演はイ・ビョンホン。成功を収めている映画監督が自宅に帰ると妻が縛られているお話。いやぁ、ソリッドシチュエーションスリラーの流れやん。ソコにアタオカ男の登場。もう、この設定だけで引き込まれてしまう。ある意味で、人間の極限状態を描いた作品なのかな。中々と面白かった。ってか、撮影してた映画はどんな物語やねん。妙に気になるやん。 2.「BOX」⭐3.6 三池崇史監督。ヒロインには長谷川京子。渡部篤郎との共演なり。う~ん、何を喋っているか、ほとんど聴こえへん。良くある邦画の音量問題。このパートだけ、めっちゃボリュームを上げざるを得ない。そしたら、当然のように効果音もデカくなるし…相乗効果のまるで反対のパターンなのだ。ただ、重苦しい雰囲気は良き。ラストの着地の仕方が凄まじいけどね。 3.「dumplings」⭐3.9 フルーツ・チャン監督。ミリアム・ヨンがヒロイン。レオン・カーフェイもおるやん。個人的には、ジョニー・トー監督の「エレクション」の印象が強い俳優であるのだ。コレ、結構好きなテイスト。とまぁ、餃子の中身は、およそ期待した通りのアレやったけど。だけど、ターゲットにしている具体的なものまでは流石に予想出来へんかったのだ。ふむむ、とにかくラストが凄まじい。美への執着。恐れ入る。 □総評 中々と奇妙なワールドに引きずり込まれた感覚。「dumplings」が一番良かったかな。「BOX」は音量問題さえクリアしていれば、また印象が変わったのかも。かなりの爆音で観ていたのだ。「CUT」は何かとセンスが光る代物。スコアは全部の点数から平均点を算出したものである。