レビュー
uboshito

uboshito

4 months ago

4.0


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ファイナル・デッドブラッド

映画 ・ 2025

平均 3.8

14年の時を経て作られた第6作。米国ではシリーズ史上1番の大ヒットを達成したのに、日本では未公開の憂き目に遭いそうなところR18指定で無理やり公開というのを知らずに見たら…まあ、ぐっちょんぐっちょんのハナモゲラでした。グロいなんて表現では生ぬるいほどの人体損壊ぶりが炸裂。思い返すだけでも鼻血が出そう。ゴミ収集車とかMRIとか… これ、シリーズを連続で見たから言えることだけど、私はPart3での脳みそバシャバシャに嫌気がさしてシリーズ見るのをやめた、と書きました。しかし、再見すると全然大したことなかった、とも…この現象が、本作でも起きたわけです。この14年の間に、ゾンビものとかスラッシャー物とかさんざん見てきた自分でも、眉を顰めるほどの超絶ゴア描写。うっ…おぇ、っとなるような、最新の技術でデジタルとアナログを融合させたリアルすぎる人体破壊描写。もう目を背けるというより唖然として血の気が下がった状態のまま見いっちゃうみたいなグロさが爆発していて、でもきっと、これも数年後に見返したら「大したことない」と感じる耐性ができてしまうんだろうなと。この現象がとても興味深く、最後まで一気に見れました(なんのこっちゃ)。 もちろん、物語も14年あいただけのことはあって、強固で、頑丈で、隙がなく、感心するほどすばらしかったです。過去の夢を見るところから始まり、大惨劇が巻き起こるも、実は他人の夢…あれ?他人の夢なの?と意表をつかれつつも、しばらくは普通のホームドラマみたいなまったりした時間が続く。と思いきや、ある時点からいつものアレがスタートしてあっという間に阿鼻叫喚。時制がわからないまま見ていたものの、ガリガリで死相の現れたトニー・トッド(本作が遺作)が出てきたところで、最新の時代=現代のお話だとわかる仕組み。 この、「存在してはならないはずの家族ができちゃったから…殺す!」というストーリーラインはとにかく秀逸で、相当に頭の良い人(で本シリーズの大ファン)が考えたシナリオだと思う。とはいえさすがにこれで本当に大団円かと思いきや、米国での大ヒットに気をよくしてさらにPart7の制作まで決まっているのだとか。話の内容、どないすんねん。ただ、確かに、この「最初の最初の大量死の回避」から「現代」までに死神が時間をかけて殺してきたという設定を使えば、あと5シリーズくらいはいけるのかもしれない。本体の1〜5も、この設定と繋がるのかもしれないし。こうなったら「ファイナル・ユニバース」でどんどんやりましょう。 ということで、眉を顰める人体破壊と書いておきながら星は4つ。実際にはあの、死のバリエーションとかいう表現では生ぬるいほどの激烈な死の瞬間を思い出しながらこれを書いていたりもする(変態)。まあ、物語と設定にかなり興奮できたので、これは妥当かなと。 【視聴:U-NEXT】