レビュー
シアーシャ・ローナンが陽だまりに佇むラスト・シーンを観ながら、「この娘(こ)には幸せになって貰いたい」と祈るような気持ちになる、そんな映画だ。ヒロインがアイルランドから単身アメリカに渡るのは1952年。映画「静かなる男」や「雨に唄えば」が登場することからそれが判る。やがて彼女にはイタリア系の恋人が出来る。同じ寮に住む女の子たちから「どう振る舞えば服にソースを飛び散らさずにスパゲティを食べることが出来るか」を指南される場面が実に微笑ましい。神は細部に宿る。
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