
cocoa

ランナウェイズ
平均 3.0
1970年代後半に活躍したガールズ・ロックバンド「ランナウェイズ」を描いた音楽映画です。 ロックは男のもの、と言われた時代に十代半ばの女の子が挑戦する姿はなかなか良い。 古びたトレーラーハウスで練習し、曲を作り上げるランナウェイズ。 ギタリストのジョーン・ジェット役のクリスティン・スチュワートはもしかして一番のハマり役じゃないかな。 黒髪に濃いメイク、ちょっとやさぐれた振る舞いも似合っている。 ジョーン・ジェットが「SEX PISTOLS」のTシャツを作るシーンが微笑ましい。 結構お気に入りのようで何度も着ていましたね。 バンドの顔と言えばヴォーカルになってしまうのは仕方ないけど、ジョーン・ジェットのバンドに対する意気込みは本物だった。 さて、ヴォーカルのシェリー・カーリー役はダコタ・ファニングが演じます。 こ悪魔的な風貌で「チ、チ、チ、チ、チェリー・ボム♪」と歌うシェリー。 シェリーは双子の姉マリーに家の事を任せたまま、ツァーに出っぱなし。 酒やドラッグに溺れたりバンド内のもめ事で「家族と過ごしたい。人生を取り戻したい。」と不安定になるシェリーに対して、「私の人生はここだよ。」と言うジョーン・ジェット。 音楽に対する覚悟がまったく違う象徴的なシーンでした。 他のバンドメンバーのキャラをもっと描いて欲しかったな。 「リッチー・ブラックモアの隠し子」と言われたリタの強気な姿勢ももっと知りたかった。 日本公演や日本メディアの描写はかなり雑だった。 敏腕プロデューサーのマイケル・シャノンのメイク顔が面白いし、彼はこんな役がうまい。 原作はシェリーの自伝だけど、製作総指揮にジョーン・ジェットが名を連ねているだけあって、彼女の本気が今でも感じられる、そんな作品でした。