レビュー
【心臓が忙しくなる映画】 今作に特徴的なラブコメ要素で、もうムズガユのドキドキ。巨大クリーチャーとの360度映像ド迫力バトルに心臓ドキドキ。エンドロール後の映像の意味にもドキドキ。もう心臓大忙し。 ◆概要 スパイダーマン実写化7作目、MCUの世界にスパイダーマンが初参戦した「スパイダーマン ホームカミング」の続編。MCUシリーズ23作目、フェーズ3の最終作。監督は、前作に続いてジョン・ワッツ。出演は「インポッシブル」のトム・ホランド、「パルプ・フィクション」のサムエル・L・ジャクソン、「グレイテスト・ショーマン」のゼンデイヤ、「ナイトクローラー」のジェイク・ギレンホールら。 ◆ストーリー 世界各国に炎や水など自然の力を操るクリーチャーが出現。ピーターの前に、元「S.H.I.E.L.D.」長官のニック・フューリーが現れ、「別の世界」からやってきたという男ベックをピーターに引き合わせる。 ◆感想 ラブコメ要素満載なのが今作は特徴的。ムズガユながらそんなラブコメにドキドキしつつ、火・水・土など大迫力の映像とそのいかにも現代的なカラクリにドキドキもしつつ、スパイダーマンならではのふわりと自在に飛ぶ映像にもドキドキ。さらにはエンドロール後の頭フル回転になるドキドキ映像も。もう心臓が忙しい。 ◆ 以下早々にネタバレ ◆ まずは冒頭のマーベルクレジットの尊さ。まさかの「オールウェイズ・ラブ・ユー」に乗せたアニメーションをトニー・スタークの画で締める、「アベンジャーズ エンドゲーム」という大作の後継作として見事なスタート。その後の、サノスの余波やヒーローと共存する一般の世界の描写(マーチングバンド×バスケには吹いた笑)で、がっつり世界観にいざなってくれるあたりが流石です。 今作でとても特徴的なのがラブだけでなくコメディなラブコメ要素。劇中でピーターが言っていた通り、どこかダークな魅力があるMJ(というかゼンデイヤ自身)。お互い素直に言葉に出来ない2人が、ジラつきマックスな程にすれ違いながら、最後にキス連発してしまうスカッとぶり。ネッドの音速のカップル成立からの大人な別れ方も笑えたし、ハッピーの「スパイダーマンのおばさんが好き」には自分だけでなく劇場中が吹き出してました笑。とても程よいラブ&コメディ度だったと思う。 そしてもちろん納得の映像美。火や水や土のクリーチャーが暴れる様子はそれだけで圧巻だし、360度色んな角度から戦うスパイダーマンとその映像は、なんだかギリ酔わずに、でも酔いしれる独特の映像美に作り上げられていると思う。 ドローン×ARという現代技術がそのカラクリなのも興味深い。巨大なクリーチャーの中に飛び込んで中のドローンと対峙するという映像表現も面白いし、何が真の映像か、見ている自分が一番分からなくなる、操られてしまう感覚にもなる。特に最後のベックを見破ったピーターにシビれました! エンドロール後のあの映像の意味は??今作がMCU第3フェーズの最後という事で、色んな解釈ができる映像だったと思う。個人的には、アベンジャーズの舞台を宇宙に広げていく(劇中でもニックが「スターウォーズ」に触れるくだりがありました)という事なのだろうと思ってます。 まあとにかくワクワクドキドキを止まらなくさせてくれるマーベル。本作でも十分堪能させていただきました!
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