レビュー
2021/1/27 TVシリーズ最後の#25#26があまりにもアレだったので(笑)、作り直したのが#25→『air』、#26→『まごころを、君に』。TVシリーズと同じ結末だけど、描き方を変えた、という作品ですね。《同じモノでも、視点を変えれば違うように捉えられる》というのはエヴァンゲリオンの1つのテーマなので、それを体現した作品群。 ◆ エヴァンゲリオンのテーマって、要するに『この世界で生きていくのって、他人が自分を傷つけてきて辛い。なんで生きてんのかな。』って個人の気持ちを、壮大かつ大袈裟に描いているんだってアニメの途中で気付いてから、正直、気持ち悪く感じるようになりました…。まさにアスカの最後のセリフと同じく。 ◆ 結論。1つのことをここまで突き詰めて描く庵野監督の狂気というか執念に、大いに感服した。 ◆ (余談) 終盤、実写映像で庵野監督に寄せられた暴言と、満員の劇場(エヴァンゲリオンを見に来ている群衆らしい)が写るんだけど、『お前らいつまでもエヴァ観て現実から逃げてんじゃねーよ、バーカ』っていう、庵野監督から視聴者への復讐だったのかな、この作品は。と個人的には受け取りました。
いいね 16コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.