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レビュー
すぐにゃ(AGEおっかけ中)
6 years ago
マリー・アントワネットに別れをつげて
映画 · 2012
2.0
画面が綺麗なだけの映画。美しさ、愉しさだけを無垢に求めたアントワネットが国民の憎しみの矛先になったんだから、ある意味皮肉ではある。 舞台は基本的に宮殿の敷地の中。それも下女である主人公の視点で混乱を見つめている。 はでな動きはないものの、宮殿の外で起きつつある革命が、閉鎖された城の中まで一気にかきまわすパニック現象を現実味のある(本当に貴族って自分のことしか考えてないのね)質感で描かれてはいた。 食堂や、召し使いの仕事場、貴族たちの客室と、本当に動きがないのだけど、何に期待して見るかによって楽しくもなり、下らなくもなるかと思う。 大抵はみんな「アデル~」からのメーニッヒ目当てかと思うのだけれど。安心してください。メーニッヒのヌードシーンあります。 オチに向かうまでの主人公の娘の心が揺らいでる内面的な描写が、もっと沢山あってもよかった。 アントワネットの友人で愛人でもある夫人との絡み、もっと取りあげられなかったものか。アントワネット自信の愛情に苦悩する姿は、自分勝手で純粋で、そりゃ国も傾くよねと納得。アントワネット役の女優さん、めちゃくちゃ綺麗でした。 絶世の美女王妃アントワネット、その友人で愛人の貴族夫人という大人の女性として成熟した美しさを見せる二人に対し、まだいたいけな少女の名残がある主人公が、愛のために大人にならされる話なのかもしれない。
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