レビュー
DVDを買って年一回は観ている作品です。主演のウィル・スミス、体も最高に引き締まって、この当時は毎年ヒット作を連発していましたね。ウィル・スミス演ずる主人公の刑事スプーナーは突然、恩人であるロボット工学のラニング博士が死亡したことで、ラニング博士の遺言により現場に呼ばれます。博士は自殺なのか殺人なのか。ある事情によりロボット嫌いのスプーナーはロボットによる殺人と推理しますが、対応に当たったロボット心理学者のカルヴィン博士は『ロボット三原則』によりロボットは人に危害は加えないと主張します。スーパーコンピュータVIKIによりロボットを生産販売するUSロボティクス社の社長ロバートソンは新型ロボット販売のため邪魔なスプーナーを権力により追払い捜査から遠ざけようとします。また、現場から逃走した新型ロボット『サニー』の進化が新型ロボット販売の障壁になると考えたロバートソン社長はカルヴィン博士にサニーの人工頭脳に破壊用のナノマシンを注入して破壊するように命令します。一方、真相を探ろうとするスプーナーに殺気だった新型ロボットの大群が襲い掛かります。果たしてスプーナーはラニング博士の死の真相に辿り着くのか、何故ラニング博士はスプーナーを呼んだのか、スプーナーはこの陰謀の核心に迫る事が出来るのか、人間とロボットの未来とは、好き嫌いから差別は生まれるのか、洗脳の怖さはロボットも同じとか、見方を変えると何度観て面白い作品です。また、ロボット達の動きのVFX、特に、もうひとりの主人公とも言える新型ロボット、サニーは素晴らしいです。 グリーンバックでサニーの動きのモーションを演じたのはアラン・テュディック。『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』ではタッカー役を演じて、切られた指を探して、多分誰の指か分からないけど、くっ付けてもらってましたね。 また、ロバートソン社長を演じていたのは名脇役ブルース・グリーンウッド。『ザ・コア』では地中探査艇の操縦士ロバート船長役でした。探査艇が水晶の山に転落して、推進装置に詰まった水晶を取り除く作業をしている最中、落ちて来た固まりがヘルメットを直撃して、そのまま溶岩の海に飲み込まれ死亡しました。最初の被害者でした。『南極物語』では隕石の調査のため南極に上陸して転落して重傷を負った博士、また『キングスマン: ゴールデン・サークル』ではアメリカ大統領、あ、S.キングの『ジェラルドのゲーム』では、夫婦でSMゲームを始めて奥さんの両手を手錠でベッドに拘束した直後飲み過ぎたバイアグラにより心臓麻痺で死んでしまう役も演じました。 カルヴィン博士を演じたブリジット・モイナハン、上品で知的で美しい女性です。『ジョン・ウィック』シリーズでの病気により亡くなったジョン・ウィックの最愛の奥さん役が印象的ですね。
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